第二次大戦下の仏領インドシナ -ヴィシー政権と日本の文化的攻防-

二战期间的法属印度支那-维希政权与日本的文化攻势-

• 批准号: 06J07351
• 负责人: 難波 ちづる
• 金额: $ 1.47万
• 依托单位: Tokyo Metropolitan University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2006
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2006 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-06J07351/
• 关键词: インドシナ; フランス; 日本; 植民地; 第二次世界大戦; 文化; ヴィシー

本国との海上交通が遮断され、実質的な経済関係や軍事関係の弱体化したヴィシー期のインドシナは、世界情勢の激動、体制の変化、独立運動の発展、日本との交渉といった多くの問題に直面した「政治的」な時期であると同時に、「文化」を扱うことの重要性が強く認識された時期にあったといえる。支配の弛緩を補うためにも、フランス当局は、植民地の伝統や文化を「承認」することで、現地住民の掌握とフランス支配の強化をめざした。それは同時に、植民地支配にとって刃ともなる両義的な側面をもっていた。フランス当局の意図はしばしば裏切られ、あるいは現地住民によってたくみに利用されたといえる。この危険性を当局は認識してはいたが、アジアの団結を訴える日本の存在をまえにして、現地住民の関心をひき、ヴィシー体制の「新しさ」を強調する政策を策定・導入せざるをえなかった。自らの文化や伝統に対する意識を高めさせることが、日本の支配を拒否させることにつながると考えたわけである。しかしそれは、フランスも含む外国の支配の否定に帰結する可能性をもっていた。それを避けるために、「インドシナ連邦」の団結を強化しようとしたが、植民地権力が作り上げた枠組みを実体化するためには、結局、それを構成する各国の文化を寄りどころにするほかなかったのである。反動的、抑圧的、非民主的なヴィシー体制は、それまでの第三共和制の根本的原理をすべて否定し、同化主義の放棄や、伝統や秩序の重視による支配の強化を目指し、はからずも、現地住民の自らの文化や帰属への意識を促進させる機会を与えることになった。共和主義が断絶した地点にあらわれたインドシナ統治政策の新たな展開は、ヴィシー体制に日本の占領というファクターが関わることで可能となったのであり、まさにこのヴィシー期の植民地政策が、インドシナ各国の脱植民地化を促進することになったといって過言ではないだろう。

维希时期的印度支那，与母国海上交通中断，实质性经济军事关系削弱，面临世界局势动荡、制度变迁、独立运动发展、与日本谈判等诸多问题。同时，可以说，这是一个人们强烈认识到处理“文化”重要性的时期。为了弥补控制的松懈，法国当局试图通过“承认”殖民地的传统和文化来控制当地居民并加强法国的控制。同时，它也有一个暧昧的一面，成为反抗殖民统治的利剑。可以说，法国当局的意图常常被当地民众出卖或利用。当局意识到了这种危险，但面对日本呼吁亚洲团结，他们别无选择，只能制定和出台吸引当地居民关注、强调维希制度“新鲜感”的政策。不明白。他们相信，提高对自己文化和传统的认识将使他们拒绝日本的统治。然而，这有可能导致否认包括法国在内的外国统治。为了避免这种情况，人们曾努力加强“印度支那联邦”的团结，但最终为了使殖民列强建立的框架具有实质内容，不得不将其划归为“印度支那联邦”。是关于构成该系统的国家的文化。反动的、专制的、不民主的维希政权否定了第三共和国的所有基本原则，并旨在通过放弃同化主义、强调传统和秩序来加强其统治，为居民提供了弘扬自己的文化和归属感的机会。 。共和主义断裂时出现的印度支那治理政策的新发展，是由于日本占领因素介入维希体系而得以实现的，也正是维希时期的这种殖民政策导致了印度支那的扩张。毫不夸张地说，它有助于促进非殖民化。

项目成果

「ヴィシー期フランスの対インドシナ文化政策」

《维希时期法国对印度支那的文化政策》

• 发表时间: 2007
• 期刊: 『現代史研究』 53
• 作者: 竹安数博;樋口友紀;Y. Higuchi;難波 ちづる
• 通讯作者: 難波 ちづる

第二次大戦下の仏領インドシナへの社会史的アプローチ-日仏の文化的攻防をめぐって-

二战时期法属印度支那的社会历史研究——关于日法之间的文化攻防——

• 发表时间: 2006
• 期刊: 三田学会雑誌 99巻3号
• 作者: 竹安数博;樋口友紀;Y. Higuchi;難波 ちづる;Y. Higuchi;難波 ちづる
• 通讯作者: 難波 ちづる

≪Le Japon face au mouvement Dong Du≫

≪Le Japon 面对东都运动≫

• 发表时间: 2007
• 作者: 竹安数博;樋口友紀;Y. Higuchi;難波 ちづる;Y. Higuchi;難波 ちづる;難波 ちづる
• 通讯作者: 難波 ちづる