比喩の使用・理解プロセスとその効果についての統合的モデルの構築

建立使用和理解隐喻及其效果的过程的集成模型

基本信息

批准号：
06J03163
负责人：
平知宏
金额：
$ 1.79万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

比喩表現(例:人生はギャンブルだ)の理解の過程について,特定の意味(例:どうなるかわからない)で比喩が理解される状況に限定し,どのような要因から比喩が理解されるのかを検討する研究を行った.具体的には比喩72文に対して,比喩の理解容易性や,主題及び喩辞における特定の意味の重要度,主題と喩辞の単語としての類似性や特定の意味を基準にした場合の類似性,喩辞の特定の意味での慣習性,特定の意味での喩辞の適切性,表現の親しみやすさなどの指標を質問紙調査により収集し,指標間相関を分析することで検討した.その結果,比喩の理解容易性,および特定の意味での喩辞の適切性は,喩辞における特定の意味の重要度と強い正の相関関係にあることがわかった.また,それだけでなく,主題と喩辞の単語としての類似性,特定の意味を基準にした場合の類似性も,比喩の理解容易性や適切性を予測する要因となりうることがわっかた.これらの結果を元に,比喩理解において,主題及び喩辞が比喩と関連する特定の意味を,どの程度活性化させているかを検討する実験を行った.具体的には,表現の適切さと比喩におけるたとえる語の慣習性という観点から,比喩文をプライム刺激,比喩の主題及び喩辞を主語(例:人生,又はギャンブル),比喩と関連する特定の意味を述語(例:どうなるかわからない)とした,有意味性判断課題を用いた実験を行った.その結果,喩辞において比喩的な意味が活性化しているのは,喩辞が特定の意味で慣習的に使われているという条件が成立した上で,かつた主題との組合せから喩辞が適切に用いられているときに限定されることが明らかとなった.また比喩として意味の通りにくい条件(適切さが低い,喩辞の慣習性が低い)がそろえば,主題の比喩的な意味が活性化される傾向にあることが示された.

关于理解比喻表达的过程（例如，生命是一场赌博），将理解限制在隐喻被理解为特定含义的情况下（例如，我们不知道会发生什么），并检查涉及哪些因素为了理解这个比喻，我们进行了研究。具体来说，对于72个隐喻句子，我们评估了隐喻的理解难易程度、主题和隐喻中特定含义的重要性、主题和隐喻作为单词的相似性以及基于特定含义的约定性的相似性。隐喻的具体意义、特异性我们通过问卷调查收集了隐喻意义的恰当性、表达的熟悉程度等指标，并分析了指标之间的相关性。这个比喻的恰当之处在于研究发现，预测隐喻的可理解性和适当性的因素与隐喻中特定含义的重要性存在很强的正相关性。基于这些结果，我们进行了一项实验，从隐喻表达的恰当性和类比的常规性的角度来考察主题和隐喻在隐喻理解中激活与隐喻相关的特定意义的程度。我们将隐喻视为主要刺激，将隐喻的主题视为主语（例如生活或赌博），并将与隐喻相关的特定含义视为谓语（例如意义（我不知道）会发生什么）我们使用判断任务进行了一项实验。结果表明，只有在比喻词通常具有特定含义的情况下，比喻意义才会被激活。很明显，隐喻仅限于适当组合使用。另外，如果满足隐喻难以传递意义的条件（隐喻的恰当性低、约定俗成性低），则表明主语的比喻意义倾向于被激活。