中国近世の山西汾河水系における水資源の開発と利用

中国近代早期山西汾河水系水资源的开发利用

基本信息

批准号：
06J01498
负责人：
井黒忍
金额：
$ 2.18万
依托单位：
Otani University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

具体的内容:本年度においては、明清時代の碑刻資料を用いて、山西省汾河流域の水利用方式と関連規程を考察した。その結果、流域中における水利用規程の多くが12世紀に作成され、20世紀初頭に至るまで継承されたものであること、下流域においては、16世紀以降、水の売買・貸借が盛んに行われ水利用の不均等性を補填する互助システムとして機能したことを明らかにした。研究成果として、環境を共通テーマとする2008年史学研究会例会において研究報告を行い、「清濁灌漑方式が持つ水環境問題への対応力-中国山西呂梁山脈南麓の歴史的事例を基に-」を『史林』(第92巻第1号)に掲載した。さらに、現地碑刻調査にて得られた諸データを用いて「汾河下流域の水資源利用と開発に関する碑刻データベース」を構築した。意義と重要性:呂梁山脈南麓地域における山間部からの流出水を用いた灌漑方式が、地域社会の自律的管理のもとで700年間以上にわたる長期持続性を有したことは、この水利用方式が恒常的に発生する旱魃や水害を克服しうるシステム的耐性を持つものであることを意味する。これは、乾燥・半乾燥地域における水利慣行や規程の中に人々の環境適応のあり方を見いだすことができるとする研究の仮定を証明するものである。さらには、システムの耐久性を支えるものとして、水の売買や貸借が日常的になされたことを明らかにしたことの持つ意味は大きい。現在、各地で水不足が深刻化する中、国家および地方政府の施策として水利用権の売買が行われつつある。汾河流域の地域社会が持つ歴史的経験から、こうした現状に対しても有効な提言を与えることが可能となる。

具体内容：在这个财政年度，我们使用Meijin时代的纪念碑材料研究了萨米纳尼省河流盆地中的水使用方法及相关法规。结果，盆地中的许多水营规则是在12世纪创建的，并继承了20世纪初，在16世纪以来，在较低的盆地，水，销售和借贷据透露，它已充当互助系统的相互援助系统。研究结果的结果是，在2008年历史研究小组中提出了一份研究报告，这是环境的一个共同主题，并“应对基于清晰灌溉系统的水环境问题，基于清晰的灌溉系统的历史案例中国的Sannai Liangyan Liang San的南部脚发表在“历史Rin”（第92卷，第1卷）中。此外，使用当前纪念碑雕刻调查获得的数据构建了纪念碑数据库的纪念碑数据库的纪念碑。意义和重要性：使用梁山南部山区泄漏的水的灌溉方法已在当地社区的自主管理下使用了700多年。这可以克服不断发生的干旱或洪水。这证明了一项研究的假设，该研究可以在干燥和半干燥的地区找到水利息实践和法规中人们的环境迹象。此外，作为对系统耐用性的支持，重要的是发现每天都进行水买卖和借入借来。目前，随着水短缺在各个地方变得越来越严重，用水权作为州和地方政府的措施进行交易。根据河流域当地社区的历史经验，有可能为这种情况提供有效的建议。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

雍乾時期甘粛河西地区的"界線"-開発・環境・紛争

永干时期甘肃河西地区的“界线”——发展、环境与冲突

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
影响因子：
0
作者：
飯山知保;井黒忍;船田善之;小林隆道;井黒忍;井黒忍;井黒忍;井黒忍;井黒忍;井黒忍;井黒忍
通讯作者：
井黒忍

中国山西省北部における金元石刻の調査・整理と研究

对晋北晋源石刻的考察、组织和研究

DOI：
发表时间：
2008
期刊：
三島海雲記念財団研究報告書第45号
影响因子：
0
作者：
Hisako Takigawa-Imamura;Hisako Takigawa-Imamura;Hisako Takigawa-Imamura;Hisako Takigawa-Imamura;井黒忍;井黒忍;舩田善之・井黒忍・飯山知保
通讯作者：
舩田善之・井黒忍・飯山知保

山西省呂梁山脈南麓の清洪灌漑方式に見る欠水問題への対応-明清時代の水利石刻をもとに-

山西省吕梁山南麓清洪灌溉系统缺水问题的应对——基于明清用水石刻——