ラット膝関節拘縮モデルによる関節拘縮の病態解明と治療に関する研究

利用大鼠膝关节挛缩模型研究关节挛缩的发病机制及治疗

基本信息

批准号：
18800016
负责人：
松崎太郎
金额：
$ 1.74万
依托单位：
Kanazawa University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2007
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18800016/
关键词：
ラット関節拘縮モデル関節軟骨関節脂肪体関節拘縮

项目摘要

ラットを使用して関節拘縮モデルを作成し,その関節構成体を病理組織学的に観察する事を目的に実験を開始した。関節の固定期間は2週間,4週間とし,2週固定では期間終了後に同期間制約を加えず飼育(以下,再可動群)し,関節構成体の変化を観察した。関節の固定により対照群に対して約30度の伸展制限を生じたが,再可動群では対照群と同様まで回復していた。関節構成体の病理組織学的所見では,大腿骨・脛骨の軟骨表層に線維芽細胞からなる滑膜に類似した膜様の組織が増生している像が観察され,表面に増生した膜様組織が半月板周囲から増生した肉芽様組織と癒着している像が観察された。膜様組織が増生している部分の関節軟骨では,酸性ムコ多糖体染色の染色性低下が認められ,関節の不動化による関節軟骨の多糖類産生能力の低下が示唆された。この変化は,再可動群においても改善は見られなかった。また,関節構成体として膝蓋靱帯下部の脂肪細胞に着目し,細胞の面積を計測した。対照群,固定群,再可動群の順で脂肪細胞の面積には有意な減少を示した。脂肪組織を観察したところ,固定群,再可動群では脂肪細胞の萎縮と共に,周囲に線維性組織の増生が観察され,脂肪細胞の柔軟性の変化が示唆された。関節構成体に対する実験と平行して,不動化に伴う関節拘縮が神経・筋に及ぼす影響を検索する目的で,大腿後部を走行する坐骨神経を観察したところ,固定群では対照群と比較して神経周膜・神経外膜を構成する線維の狭小化及び密生化が観察され,神経外膜の脂肪細胞が萎縮し,線維芽細胞が増殖していることが観察された。これらの所見は,神経の滑走性の変化を示唆している。また,加齢ラットにて坐骨神経周囲の同様の部分を観察したところ,関節の固定を行っていないにも関わらず若年の固定群に近い変化が観察された。この事から,関節固定によって生じる変化と加齢によって生じる変化には,共通する機序がある可能性が示された。

我们使用大鼠创建了关节挛缩模型并开始了实验，目的是通过组织病理学观察关节结构。关节固定期为2周和4周，2周固定期后，同期饲养动物（以下简称复动组），观察关节结构的变化。与对照组相比，关节固定导致约30度的伸展受限，但再活动组恢复到与对照组相同的水平。关节部件的组织病理学结果显示，股骨和胫骨的软骨表层生长有类似于由成纤维细胞构成的滑膜的膜组织；观察到肉芽组织粘附在周围生长的肉芽样组织上。半月板。在膜组织生长增加的关节软骨区域，观察到酸性粘多糖染色减少，表明由于关节固定而导致关节软骨产生多糖的能力下降。即使在再动员组中，这种变化也没有改善。我们还关注了作为关节组成部分的髌韧带下方的脂肪细胞，并测量了细胞的面积。对照组、固定组、再动员组脂肪细胞面积依次明显减少。当观察固定组和再活动组的脂肪组织时，周围区域观察到脂肪细胞萎缩和纤维组织生长，表明脂肪细胞的灵活性发生变化。在对关节部件进行实验的同时，我们观察了穿过大腿后部的坐骨神经，以研究与固定相关的关节挛缩对神经和肌肉的影响，并观察了构成神经束膜和神经外膜的纤维的变窄和致密。神经外膜脂肪细胞萎缩和成纤维细胞增殖。这些发现表明神经滑动特性发生了变化。此外，当我们观察老年大鼠坐骨神经周围的相同区域时，即使关节没有固定，也观察到与年轻固定组相似的变化。这表明关节固定引起的变化与衰老引起的变化之间可能存在共同的机制。