都市のコミュニティ・インフォマティックスに関する研究-日米比較を通して-

城市社区信息学研究——日本与美国的比较——

基本信息

批准号：
16700238
负责人：
遠山茂樹
金额：
$ 0.96万
依托单位：
Kochi University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2006
项目状态：
已结题

项目摘要

平成16年度にはコミュニティ開発過程における「公共」の再構築と多様なアクターの協働について調査研究を進めた。平成17年度にはこれらコミュニティ形成の協働がなされる行為空間に注目し、人文地理学等の空間論の知見とGIS等の地理・空間情報処理を利用したコミュニティ実践とを関連付けた調査研究を遂行してきた。平成18年度はこれらの調査研究の成果をまとめて、学会を通じて公表することを中心に取り組んできた。平成18年度には、研究口頭発表を国内学会で4回(予稿集収録文書3本含む)、国際学会で1回行った。また、当研究による論文も国内学会誌1本(査読有)が掲載され、国際学会発表論文集1本(査読有)が印刷作業中である。これらの研究の基本となつたのが、「空間」を「場所」へと変換し愛着ある特別な「地域」にするために、空間情報処理がどのように影響を与え、どのように「場所」を創造してゆけるかの仮説を構築すると同時に、実際に空間情報を活用しているコミュニティ実践の事例をして取り上げての仮説検証であった。それらの事例は、山口県萩市の「萩まちじゅう博物館」、西宮市「ちずナビ隊」、米国ロサンゼルスのLILA(Living Independently in Los Angeles)といった昨年度調査先であった。3年間に渡る「都市のコミュニティ・インフォマティックスに関する研究-日米比較を通して-」では、コミュニティ情報化実践の成功要因の明確化およびコミュニティ・インフォマティックスのデザインにおける重要な要因の明確化という目的を掲げてきた。しかしながら、これらについては十分な成果をあげるまでには至らなかった。コミュニティ・インフォマティックスのデザインにおいては、「公共」への関心や空間情報処理からのアプローチという点では、大きな貢献ができたと考える。しかしながら「成功要因」の分析については十分な検討が行えなかった。これらについては今後の課題としたい。

2004年，我们对社区发展过程中“公共”的重建和多元主体的协作进行了研究。 2005年度，我们重点关注这些社区形成合作发生的行动空间，并开展了将人文地理学等空间理论知识与使用GIS等地理和空间信息处理的社区实践联系起来的研究。出去。 2006年，我们重点整理了这些研究成果，并通过学术会议向社会公开。 2006年，我在国内会议上口头报告了我的研究成果四次（其中论文集收录论文三篇），在国际会议上做了一次口头报告。此外，该研究成果已在一本国内学术期刊（同行评审）上发表，另有一本国际学术会议文集（同行评审）正在印刷中。这些研究的基础是空间信息处理如何影响，以及如何将“空间”转化为“场所”，使其成为一个让人产生依恋的特殊“区域”，同时我们构建了一个假设。将有可能创建一个新系统，同时使用实际利用空间信息的社区实践示例来测试该假设。这些例子包括去年调查的山口县萩市的“萩町博物馆”、西宫市的“Chizu Navi-tai”以及美国洛杉矶的LILA（洛杉矶独立生活）。为期三年的“城市社区信息学研究——通过日本和美国的比较”的目的是为了明确社区信息学实践的成功因素，并提出社区信息学设计的重要因素。然而，这些努力并没有取得足够的成果。我相信，就我对“公共”的兴趣和空间信息处理的方法而言，我对社区信息学的设计做出了重大贡献。但对“成功因素”的分析却没有给予足够的考虑。我们希望在未来解决这些问题。