寒冷農業流域における浄化型排水路の機能評価

寒地农业流域净化排水渠道功能评价

基本信息

批准号：
16780165
负责人：
山本忠男
金额：
$ 2.37万
依托单位：
Hokkaido University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2006
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は,浄化型排水路の整備前後における水質浄化機能の把握を目的として,平成16年度より実施し,18年度が最終年となった。調査はほぼ計画どおり実施できたが,秋の豪雨によって観測器等が被害を受け,降雨時の連続観測は十分な成果が得られなかった。以下に整備前後の水質浄化効果の変化について概要を示す。平水時の浄化型水路に整備した区間の濃度を比較すると,T-NとNO3-Nについては,おおむね改修前より改修後に流下に伴う濃度低下がみられた。とくにNO3-Nは,改修後の時間経過によって濃度の低下率が大きくなる傾向にあった。改修区間以外で流下にともなう濃度変化を比較したところ,濃度低下率が小さかった。このことから,浄化型水路への改修によって,窒素成分の濃度を低下させる効果が生じていると考えられる。改修区間におけるNO3-N/Cl-の差(Δ)を比較した。NO3-N/Cl-は生物的作用によるNO3-N除去を示す指標であり,NO3-N/Cl-の低下はNO3-Nの生物への吸収や脱窒により生じるとされている。その結果,水路改修区間では流下によってΔが負となった。これは,流下過程で吸収や脱窒によりNO3-N濃度の低下が生じたことを示唆する。また,改修直後と比べ,1年経過した平成18年では,改修前Δとの差が拡大している。すなわち,この区間では改修後,時間とともに河道周辺の植生や河床の付着藻類などが増殖し,NO3-Nの吸収や脱窒作用が増大したと考えられる。リンについては,水路改修の前後とも,流下にともないリン濃度は低下したが,T-Pでは改修後よりも改修前の濃度低下が大きかった。SSについては,改修後に流下にともない濃度が上昇する場合もあった。この原因は,低水路の形状によるSSの巻き上げなどによると推測されるが,比較するには濃度レベルが低いため,さらなる調査が必要である。流出負荷は降雨時に多く発生することから今後は降雨時の調査を実施する必要がある。

这项研究是在2004年进行的，目的是了解纯化型排水通道之前和之后的净水功能，而2006年是最后一年。该调查几乎按计划进行，但是秋季的大雨对观察设备和其他设备造成了损害，降雨期间的连续观察没有提供足够的效果。以下是维护前后水净化效果变化的概述。当比较纯净水中纯化水道中的切片的浓度时，T-N和NO3-N通常会显示出由于流动向下而不是翻新前而引起的浓度降低。特别是，NO3-N浓度下降率趋于随着翻新后的时间而增加。当比较与翻新部分外的流量相关的浓度变化时，浓度下降速率很小。这表明对净化型水道的翻新具有降低氮成分浓度的作用。比较了装修部分中NO3-N/Cl-的差异（δ）。 NO3-N/Cl-是由于生物学作用而导致NO3-N去除的指标，据说NO3-N/Cl-的降低是由NO3-N吸收到生物体和硝化作用中引起的。结果，由于水道翻新部分的流动，δ变为负。这表明NO3-N浓度由于在流动过程中的吸收和硝化而降低。此外，自翻新时期以来，2006年已经过去一年，前三角洲与再生前三角洲之间的差异已经扩大。换句话说，人们认为，经过翻新后，河道周围的植被随着时间的流逝而增长，NO3-N的吸收和硝化增加。关于磷，磷的浓度随着水路翻新前后的流量下降而降低，但是T-P的浓度大于翻新后的浓度。关于SS，随着翻新后的流量下降，SS的浓度可能会增加。据估计，这是由于低水道的形状引起的SS造成的，但是由于浓度水平较低以进行比较，因此需要进一步研究。由于降雨期间通常会产生径流负荷，因此有必要对将来的降雨量进行调查。