11・12世紀フランスにおける文書史料の機能:カルチュレール編纂作業を手がかりに

11、12世纪法国历史文献的作用——基于《Culturelle》的编纂工作

• 批准号: 04J07900
• 负责人: 松尾 佳代子
• 金额: $ 0.7万
• 依托单位: Osaka University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2004
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2004 至 2005
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-04J07900/
• 关键词: 記憶の管理; 記述史料; カルチュレール; 中世フランス; 文書史料; 記述文化

本年度は、11・12世紀西欧における文書史料の多機能性を解明するために、修道院カルチュレールにおける「過去の管理」の背景を教会政策に注目して考察した。サン・シプリアン修道院のカルチュレールの場合、「過去の管理」は世俗的領主支配からの自由、修道院縁起などにみられる司教権の尊重を特徴とする。これは、修道院改革における自らの姿勢と修道院財産の管理への配慮、すなわち、11世紀半ば以降、グレゴリウス改革を支持する一方で、クリュニーの勢力伸張に抵抗したサン・シプリアン修道院の独自の改革方針と、聖俗両支配権を掌握するポワチエ司教に依存した修道院所領の保全策を反映している。ここから、「過去の管理」を通じてアイデンティティの拠り所を提供する記憶機能と、財産管理に貢献する実務機能をカルチュレールに指摘することができる。この知見は論文にまとめる一方で、一部を5月に開催された日本西洋史学会において発表した。6・7月にフランスに赴き、パリ大学のL・モレル教授、ボルドー大学のF・レネ教授のもとで研究報告を行った。パリでは国立図書館、ポワチエではヴィエンヌ県文書館、市図書館において、サン・シプリアン修道院関連の史料を追加収集した。県文書館と市図書館で存在が確認された未刊行の証書や行政文書、図像史料については、レネ教授同行のもとで史料調査を進めた。今回発見した史料の大半は中世後期・近世の作だったが、これらをもとに今まで知られていなかったサン・シプリアン修道院史をまとめた。カルチュレール研究も射程にいれた西欧中世史料論研究会(九州大学)に参加し、9月には「修道院カルチュレール史料論」という共通テーマのもとで、2で行った史料調査の結果を報告した。そこでは、ポワトゥ地方における伯・司教・修道院の関係の推移をもとに、11・12世紀のサン・シプリアン修道院にみられる歴史と過去認識との差異を指摘した。

在今年，为了阐明西欧在11和12世纪的纪录片历史文献的多功能性，我们在修道院文化栏上研究了“以前的管理”的背景，重点是教会政策。就圣西普里恩（Saint-Cyprien）的文化而言，“过去的管理”的特点是从世俗的贵族和对修道院事务中所见的主教尊重。 This reflects the unique reform policy of the Monastery in the reform of the monastery and consideration for the management of the monastery's property, namely the unique reform policy of the Monastery Saint-Cyprien, which supported the Gregorian reforms since the mid-11th century, but resisted the expansion of Cluny's power, and the preservation of the monastery territory, which relied on Bishop Poitiers, who took control of both the Holy and the secular 规则。从这里开始，我们可以指出文化记忆功能，这些功能通过“过去的管理”和有助于物业管理的实际功能提供了身份的来源。在一份论文中总结了这一发现的同时，其中一些是在五月份的日本西方历史学会上提出的。他于6月和7月前往法国，在巴黎大学L. Morell教授和波尔多大学F. Rene教授的领导下提供研究报告。在巴黎国家图书馆，普里特（Poitier）的维也纳档案馆和城市图书馆收集了与圣西普里恩修道院有关的其他历史文件。根据雷内教授的研究，他对未发表的证书，行政文件和肖像证明文件进行了调查，这些文件已被确认在县档案馆和城市图书馆中存在。这次发现的大多数历史文件都来自中世纪晚期和近代早期，但基于这些，我们已经汇总了圣西普里恩修道院历史的摘要，直到现在，这一历史才尚不清楚。他还参加了西欧中世纪历史材料研究小组（京都大学），该研究小组也有一系列文化铁路研究，并于9月报道了以2的共同主题为“修道院历史铁轨理论”的历史调查结果。基于伯爵，主教和修道院之间的关系变化，我们指出了11和12世纪在圣西普里恩修道院所见的历史与过去的看法之间的差异。