エンリケ4世の王位継承抗争におけるプロパガンダ(1464-1474年)

亨利四世（1464-1474）王位继承斗争期间的宣传

• 批准号: 03J01773
• 负责人: 大原 志麻
• 金额: $ 0.7万
• 依托单位: Nara Women's University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2004
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-03J01773/
• 关键词: スペイン; プロパガンダ; カスティーリャ; 政治史; 文化史; エンリケ4世; カトリック両王; 紛争; 中世史; 表象; 言説; カスティーリャ王国

中世を通して抗争は武力によって勝敗が決められたが、プロパガンダによる争いの重要性がエンリケ4世の王位継承抗争から決定的なものとなる。これは無論急な変化ではなく、知識と経験を含めた情報、交渉術など政治闘争の道具立てが、中世後期を通して複雑化したことによって、量的蓄積による質的転化が顕在化した事件であるといえる。昨年度は、スペイン本国において、エンリケ4世期の事件史、そして中世プロパガンダ研究のこれまでの蓄積をふまえた上で、王位継承戦争にみられる、王や貴族による、これまでプロパガンダとして大まかに括られてきたディスクールを「嘆願」としてかたちを与え、主にカスティーリャ国内における発信者、媒体、受容者、そしてその影響を辿ることによって、その具体的役割をまとめ、博士号を授与された。今年度は、王や貴族による「嘆願・懇願」を通して、プロパガンダの役割を具体的に追っていくとともに、そのモチベーション、流布の経路、引き起こされる結果などから、王と貴族、宮廷政治と都市、カスティージャと西欧諸国との関係のあり方を具体的に見ていこうと試みた。今年度の研究の実施状況であるが、まず5月の西洋史学会大会において、主にカスティーリャ国内における王位継承戦争における「嘆願」の事件史的な流れにおける反応と役割をまとめて報告した。7月には、スペインのアビラにおいて、関連史料収集と、史料読解に必要な古文書学上級コースを修了し、史料分析に専念した。そして、その成果を10月のスペイン史学会大会において、中世末期の「嘆願」が王と貴族の関係のどのような発展段階にあるのか、そしてその後の絶対王政期の王と貴族の儀礼化、象徴化に繋がっていくのかという視点でまとめ、報告した。また、11月には、スペインにおける国際学会において、「嘆願」が曖昧模糊とした国際関係をどのように秩序付けていったかに着目した報告を行った。この報告は来年『イサベル女王とその時代』において、刊行される。今後、上記の研究を踏まえて、初期中世からみられる「嘆願」と後期中世のそれを比較して、政治構造に乗りかかった文化の流布の発展と仕組み、そして政治と思想の相関関係を、抵抗権と「嘆願」を道具として用いるディスクールの関係に着目することにより明らかにしていきたい。

在整个中世纪，冲突都是由军事力量决定的，但随着亨利四世王位继承权的争夺，基于宣传的冲突的重要性变得具有决定性。当然，这不是一个突然的变化，而是整个中世纪后期，政治斗争的工具，例如信息（包括知识和经验）和谈判技巧变得更加复杂，并发生了质的转变。我可以这么说。去年，在西班牙，根据恩里克四世时期的历史事件和对中世纪宣传的积累，我们研究了继承战争期间国王和贵族的宣传。对所出现的话语进行“恳求”，并通过追查其来源、媒介、接受者以及主要在卡斯蒂利亚内部的影响来总结其具体作用，并被授予博士学位。今年，我们将专门探讨通过国王和贵族的“恳求”进行宣传的作用，并考察其动机、传播途径和所带来的结果。与西欧国家的关系状况。关于今年研究的实施情况，首先，我在5月份的西方历史学会会议上，总结了“请愿书”在卡斯蒂利亚王位继承战争的历史事件流程中的反应和作用。 7月，他在西班牙阿维拉完成了古文字学高级课程，这是收集相关史料和阅读史料所必需的，并专注于史料分析。结果将在十月的西班牙历史学会会议上提出，讨论中世纪晚期国王与贵族关系的发展阶段，以及随后我总结和君主专制时期国王与贵族的仪式化。从是否会导致符号化的角度进行报道。此外，11月，我在西班牙的一个国际会议上做了一份报告，重点讨论了“请愿”如何为模糊的国际关系带来秩序。这份报告将于明年在《伊莎贝尔女王和她的时代》上发表。未来，我们将在上述研究的基础上，对中世纪早期和中世纪晚期的“请愿书”进行比较，研究接管政治结构的文化传播的发展过程和机制，以及与政治结构之间的相互关系。我想通过政治和意识形态来澄清这一点，重点关注它与以“请愿”为工具的话语之间的关系。

项目成果

Shima Ohara(大原 志麻): "La formacion de la memoriay la funcion del derecho consuetudinario en el caso de derecho sucesorio al trono de los myoris en Costilla Medieval"Edad Media. 7(印刷中). (2004)

Shima Ohara：“La formacion de la memoriay la funcion del derecho consuetudinario en el caso de derecho al trono de los myoris en Costilla Medieval”Edad Media（2004 年）。

Shima Ohara(大原 志麻): "Reflexiones sobre la difucion de la informacion politica en el ambito urbano durante elreinado de Enrique IV"Historia, Instutitu ciones, Documentos. 32(掲載予定). (2005)

Shima Ohara：“Reflexiones sobre la difucion de la informacion politica en el ambito Urbano durante elreinado de Enrique IV”Historia，Instutitu ciones，Documentos 32（即将出版）。