動物表象の統合的分析―文学文化・哲学・歴史による学際的研究の基盤構築

动物表征的综合分析：为文学文化、哲学和历史的跨学科研究奠定基础

• 批准号: 19K00470
• 负责人: 大原 志麻
• 金额: $ 2.83万
• 依托单位: Shizuoka University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2019
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2019-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19K00470/
• 关键词: 動物表象; タロットカード; 児童文学; シンボリズム; 山羊; きつね; うさぎ; 悪魔化; ペルー文学; ミラン・クンデラ; 北川民次; タロット; メキシコ壁画運動; ヴァレリー; 先住民; フランス文学; ラテンアメリカ文学; ヨーロッパ史; アダプテーション; スペイン史; 中南米文学; ヨーロッパ文学; ヨーロッパ文化史; 自然観; ポストコロニアル; ジェンダー

2021年度に引き続き、西欧世界の動物表象をタロットカード、日本における児童文学を題材に紐解いた。タロットは本来ルネサンス期のイタリアで生まれた遊戯用カードだが、18世紀後半以降、図像の中で古代以来の様々な神秘思想が表現されていると誤って見なされるようになった。そこに描かれている複数の動物たちも、伝統的なシンボリズムに新たな意味づけが加えられ、現代に至るまで無数のアダプテーションが加えられている。図像学、絵画史、文学史、思想史との関わりで、その変遷を辿る作業を行った。また羊を象徴とするバッカスとディオニュソスがヨーロッパのキリスト教化の過程でどのように悪魔化したのかをワインの両義性と絡めて考察した。動物と人間との関係を児童文学における表象からみていき、くま、キツネ、うさぎの擬人化から読み継がれる作品の功罪についてまとめた。なお厳密な意味では動物表象を扱うものではないが、2023年2月7日にペルー・カトリカ大学　東洋研究所主催オンライン連続講演会"Cambio climatico: una mirada cultural desde Japon"（気象変動・日本からの視点）第2回として行った講演"El cambio climatico en el tiempo de Sekai-kei (Historias de Mundo-Yo): Meditaciones sobre la pelicula Tenki-no Ko (Tiempo contigo) de Makoto Shinkai"（「セカイ系」の時代の気象変動――新海誠監督『天気の子』をめぐる思索）（招待講演・スペイン語）では、エコロジーと孤立化の進んだ現代社会の問題を論じた。

从2021年开始，我们将以塔罗牌和日本儿童文学为主题，解开西方世界的动物表征。塔罗牌原本是一种起源于意大利文艺复兴时期的游戏纸牌，但自18世纪末以来，人们错误地认为塔罗牌的图像代表了远古时代的各种神秘思想。那里描绘的多种动物也为传统的象征意义增添了新的含义，并且至今还添加了无数的改编。我致力于追踪它与图像学、绘画史、文学史和思想史相关的变化。他还思考了以羊为象征的巴克斯和狄俄尼索斯在欧洲基督教化过程中如何被妖魔化，与葡萄酒的模糊性有关。我从儿童文学中的表现角度审视动物与人类的关系，总结了继承熊、狐狸、兔子拟人化作品的优缺点。虽然不涉及严格意义上的动物表现，但2023年2月7日，我们将举办由东方研究所主办的在线讲座系列“Cambio climatico: una mirada Culture desde Japon”（来自日本的气候变化与研究）研究，秘鲁天主教大学。第二讲“El cambio climatico en el tiempo de Sekai-kei (Historias de Mundo-Yo)：Meditaciones sobre la “pelicula Tenki-no Ko (Tiempo contigo) de Makoto Shinkai”（“世界系”时代的天气变化 - 对新海诚导演的《天气之子》的思考）（特邀讲座，西班牙语）将讨论生态和孤立。我们讨论了当今先进社会的问题。

项目成果

北川民次と静岡 : "alter ego"とギャラリー「バッタ」

北川敏治和静冈：“另一个自我”和画廊“Grasshopper”

• DOI: 10.14945/00028369
• 发表时间: 2021
• 期刊: 人文論集
• 作者: 花方寿行;大原志麻
• 通讯作者: 大原志麻

タロットカードにおけるアダプテーション

塔罗牌的改编

• DOI: 10.14945/00029541
• 发表时间: 2023
• 期刊: 翻訳の文化/文化の翻訳
• 作者: 今野喜和人

動物の眼差しの下に ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』再読

动物眼下：重读米兰·昆德拉的《生命中不能承受之轻》

• 发表时间: 2022
• 作者: 中村唯史;坂庭 淳史;小椋 彩編著;ヤン・ポトツキ著 畑浩一郎訳;中村隆之;梁川英俊;大原志麻;森あおい;安永愛
• 通讯作者: 安永愛

フランスのタロティストたち――クール・ド・ジェブランからヴィルトまで

法国塔罗牌师：从 Cour de Gebelin 到 Wirth

• 发表时间: 2021
• 期刊: ユリイカ
• 作者: 田村容子;越野剛;小久保麻里江;永田 智洋，森 大毅;Oksana Bulgakowa;新本史斉;今野喜和人
• 通讯作者: 今野喜和人

デュオニュソスと酩酊ーサバトにおける山羊の悪魔化－

狄俄尼索斯与醉酒：安息日对山羊的妖魔化

• 发表时间: 2023
• 作者: ラウラ・ゴンサレス イ・マトゥーテ;花方 寿行;安永愛;大原志麻;高梨良夫;大原志麻
• 通讯作者: 大原志麻