軽い中性子過剰核の分子的構造

轻中子富核的分子结构

基本信息

批准号：
13740145
负责人：
板垣直之
金额：
$ 1.47万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至 2002
项目状态：
已结题

项目摘要

当年度においては、従来の分子軌道法を用いた軽い原子核のクラスター構造の研究をさらに発展させた計算を行った。まず9Be核のE1電磁遷移確率の分析を行った。この原子核のこの遷移確率は、超新星爆発後などにおこる爆発的元素合成(r-process)において、その最初の部分で決定的に重要な役割を担っており、宇宙における重い元素の生成メカニズムにかかわる問題である。ところが最近の実験により、その遷移確率はこれまで信じられていた値よりも2倍程度大きいことが示された。今回、我々は従来より開発してきたクラスター模型を用いた理論的枠組みを適用することによって、この実験的に新しく得られた遷移確率が正しいものであることを検証した。この結果については、Physical Review誌に詳細な分析を発表した。次に、軽い原子核の構造を計算する新たな枠組みの開発を行った。最近発展しつつある反対称化分子動力学(AMD)をさらに発展させ、AMD波動関数を何百も重ね合わせることによって核構造を精密に記述する方法を開発し、この手法をAMD-superposition of selected snapshotsと命名した。この方法により、従来のAMD法では不可能であった「中性子ハロー構造」など、中性子過剰核に現れる特徴的な物理現象がよい精度で記述されることが示された。また、Be同位体のクラスター構造や、さらにC同位体やO同位体など、幅広い質量領域が系統的に計算されうることも示された。さらに解析接続の手法と組み合わせることにより、束縛状態のみならず、共鳴状態の定量的な記述も可能であることがわかった。現在Physical Review誌に論文を投稿中である。

在这个财政年度，使用常规分子轨道方法从光原子核的簇结构的研究进一步开发了计算。首先，我们分析了9BE核的E1电磁过渡概率。该核的这种过渡概率在超新星爆炸等后发生的爆炸性元件合成（R-Process）的第一部分中起着至关重要的作用，并且是一个问题，它涉及在宇宙中产生沉重元素的机制。但是，最近的实验表明，过渡概率大约是以前认为的两倍。在本文中，我们已经证实了通过使用我们已经开发的群集模型应用理论框架，通过应用理论框架来确定此实验获得的过渡概率是正确的。对这些结果的详细分析发表在《物理评论》杂志上。接下来，我们开发了一个新的框架来计算光原子核的结构。我们进一步开发了最近开发的抗对称分子动力学（AMD），并开发了一种通过叠加数百个AMD波函数来精确描述核结构的方法，并命名了所选快照的这种技术AMD-Superposition。该方法已被证明可以描述出现在中子多余核中的特征性物理现象，例如“中子光环结构”，而常规AMD方法则不可能具有良好的准确性。还已经显示，可以系统地计算出广泛的质量区域，包括同位素和C同位素和O同位素的群集结构。此外，当与分析连接技术结合使用时，已经发现，不仅可以对结合状态，而且可以对共振状态进行定量描述。他目前正在将论文提交给《物理评论》杂志。