廃棄物最終処分場の社会経済的評価と、それに基づいた廃棄物減量政策の費用便益分析

最终垃圾处理场社会经济评价及基于此的垃圾减量政策成本效益分析

基本信息

批准号：
13780444
负责人：
笹尾俊明
金额：
$ 1.09万
依托单位：
Iwate University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至 2002
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では、廃棄物処分場及びそれを含む複合型廃棄物処理施設の設置が周辺住民に与える負の影響を調べ、その社会経済的評価を行った。まず、平成14年2月に岩手県盛岡市で行った廃棄物処分場の設置に関する選択型実験の推定結果を分析した。その主要な結果は以下の通りである。・処分場周辺4.8〜5.3km以内の範囲で、処分場の存在そのものによる社会経済的な負荷が発生する。・県内の一般廃棄物・産業廃棄物に加え首都圏の産廃の一部を盛岡市で受入れる場合、盛岡市民全体への負荷は37億円と推計される。・処分場周辺における水源地の存在が盛岡市民全体へ与える負荷は24〜53億円と推計される。これらの研究成果の一部は、環境経済・政策学会、廃棄物学会などで報告した。次に、平成15年1月に廃棄物の広域処理に対応した複合型廃棄物処理施設の設置に関する選択型実験を行った(岩手県盛岡市に住む一般家庭1200世帯対象の郵送調査で回収率は48.7%)。この研究では、廃棄物の受入れ範囲、受入れ量、産廃の受入れ有無、リサイクル率に注目し、施設受入れに対する必要補償額の分析と、施設を他の市町村に設置する際の支払い意思額の分析を行った。その主要な結果は以下の通りである。・岩手県の広域化計画の範囲での廃棄物受入れに対して住民は正の評価をするが、それを超える受入れに対しては負の評価をする。・住民は他の市町村の廃棄物でも、自らが住む市の廃棄物排出量と同じ量までならそれを受入れても良いと考えるが、それが3倍以上の量になると負の評価をする。・産廃の受入れに対しては負の評価をし、リサイクル率の上昇については正の評価をする。・補償制度に肯定的な人(全体の約6割)も、10万円を上回る高額の補償については一定以上の評価をしない。・広域処理施設を他の市町村に設置する場合の支払い意思額は1家計あたり5,789円と推計される。

本研究调查了垃圾处理场及垃圾综合处理设施的设立对周边居民造成的负面影响，并进行了社会经济评价。首先，我们对2002年2月在岩手县盛冈市进行的关于设立废弃物处理场的多项选择实验的预测结果进行了分析。主要结果如下。・处置场的存在本身就会对处置场周围 4.8 至 5.3 公里范围内造成社会经济负担。 - 如果盛冈市除了一般垃圾和县内的工业垃圾之外还接收来自首都圈的部分工业垃圾，则全体盛冈市民的负担估计为 37 亿日元。・预计处理场周边的水源给盛冈市民带来的负担为2.4～53亿日元。其中部分研究成果在环境经济与政策学会、废物管理学会等进行了报道。接下来，我们于2003年1月就设置能够进行广域垃圾处理的复合垃圾处理设施进行了多项选择实验（通过对居住在岩手县盛冈市的1,200户普通家庭进行邮件调查来确定答复率）。 48.7%）。本研究重点关注垃圾接收范围、接收数量、是否接收工业垃圾以及回收率，分析了接收设施所需的补偿金额以及安装设施时的支付意愿金额。另一个市政府去了。主要结果如下。・居民对岩手县扩大计划范围内的垃圾接收给予积极评价，但对超出该范围的垃圾接收给予负面评价。・居民们认为，接受其他市町村的垃圾量，以自己居住城市的垃圾产生量为基准即可，但如果数量是本市垃圾量的三倍以上，则给予负面评价。・对产业废弃物的接收给予负面评价，对回收率的提高给予正面评价。・即使在对薪酬制度持积极态度的人中（约占总数的60%），他们也不认为超过10万日元以上的高额薪酬。・在其他市町村设置大范围治疗设施的支付意愿估计为每户 5,789 日元。