クラスターを含むエネルギー移動と-電子酸化還元反応のダイナミックス

涉及团簇的能量转移和电子氧化还原反应的动力学

基本信息

批准号：
62606503
负责人：
大野公一
金额：
$ 1.28万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
1987
资助国家：
日本
起止时间：
1987 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

既設の電子分光装置に超音速分子線源を設置し, 動的信号の計測システムを増設することにより, 光電子・イオン同時計数法による希ガスクラスターの光電子分光の研究を行った.1.希ガスクラスターの作製超音速分子線源を, 6インチ油拡散ポンプ及びメカニカルブースターポンプで排気す真空槽に取付け, ノズル口径50μm, 押圧1〜5atmでアルゴン等の希ガスを真空槽内に導き, 各種の成分組成を持つクラスターを含む超音速分子線を作製した.2.光電子・イオン同時計測法による質量選別光電子分光法の開発ヘリウムの共鳴放出線を光源とし, この光線とクラスターを含む超音速分子線との交差点に於て, 試料を光イオン化し, 発生する光電子を電子エネルギー分析器を通して検出した. 検出された電子の信号をトリガーパルスとして, 光電子放出と同時に生成する陽イオンを, パルス電場をかけて四重極質量分析計に導き, エネルギー分析された電子と質量選別されたイオンの同時計測信号を得た. エネルギー分析器の電子エネルギーを掃引することにより, 質量選別された単量体, 二量体, 三量体等の光電子スペクトルの観測に成功した.3.アルゴンクラスターの光電子スペクトルの観測と解析アルゴンを試料とする超音速分子線について, 上述の方法により, 各種のクラスター成分の光電子スペクトルを測定した. 分子線中に大量に含まれる(9870以上)単量体の影響を含まない, アルゴン二量体, 三量体および四量体それぞれの光電子スペクトルの観測に初めて成功した. これより, 各クラスター成分の垂直イオン化ポテンシャルを決定し, 電子構造および分子構造に関する重要な情報を獲得した.

通过在现有电子能谱仪上安装超声速分子束源，并增加动态信号测量系统，利用光电子-离子符合法对稀有气体团簇进行光电子能谱研究。 1.稀有气体团簇的制备制备了超声速分子束源。安装在由6英寸油扩散泵和机械增压泵抽真空的真空室内，喷嘴直径为50μm，通过在 1 至 5 个大气压的压力下将氩气等稀有气体引入真空室，我们创建了包含各种成分的簇的超音速分子束。 2. 使用同时光电子和离子测量方法开发质量选择光电子能谱。以氦共振发射线作为光源，样品在该光束与含有团簇的超音速分子束的交叉点处被光电离，并使用电子能量分析仪检测所产生的光电子。以检测到的电子信号作为触发脉冲，施加脉冲电场，将与光电子发射同时产生的正离子引导至四极杆质谱仪，获得能量分析电子和质量选择离子的同时测量信号。通过扫描能量分析仪的电子能量，质量选择的单体、二聚体，我们成功地观察到了三聚体等的光电子能谱。 3. 氩团簇光电子能谱的观察和分析我们以氩为样品，采用上述超音速分子束的方法测量了各种团簇成分的光电子能谱。我们首次成功观测到了氩二聚体、三聚体和四聚体的光电子能谱，而不受分子束中大量（9870个以上）所含单体的影响。由此，我们确定了每个簇成分的垂直电离势，并获得了有关电子和分子结构的重要信息。