前近代における禅宗社会の展開と環シナ海地域交流

近代禅宗社会的发展与中国海地区的区域交流

• 批准号: 00J00384
• 负责人: 伊藤 幸司
• 金额: $ 2.5万
• 依托单位: Kyushu University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2000
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2000 至 2002
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-00J00384/
• 关键词: 東アジア; 禅宗; 外交文書; 書契; 文引(吹嘘); 港町

本年度も前年度に引き続き、前近代の日朝関係史を考察する上で最も重要な外交文書に関する研究を進めるために、現在日本に残されている外交文書原本を可能な限り実見し詳細なデーターをとった。また、中世的禅宗の展開を考察するために、代表的な地方禅院の踏査を行った。その際、遺構の残存状況・禅寺の立地状況・歴史的景観に注目し、デジタル画像写真による資料の収集と保存を行った。なお、本年度は最終年度であるため、前年度までの史料調査で見落とした箇所を補填するために、奈良国立博物館・東京大学史料編纂所、独立行政法人国立公文書館、京都大学総合博物館、京都府立総合資料館・山口県文書館・名古屋大学等の諸機関へ赴き、史料調査も行った。本年度の研究成果としては、以下の4点がある。(1)中世後期の外交使節が宿泊する寺院を網羅的に明らかにした。(2)日本に現存する外交文書様式・書契を総合的に分析した。(3)九州大学目本史学研究室所蔵の「宗義達吹嘘」を分析・紹介した。(4)中世九州の禅宗勢力の展開を詳細に考察した、上田純一著『九州中世禅宗史の研究』(文献出版 2000年)の書評を行った。以上の研究成果と前年度までの研究成果とを併せることによって、研究課題「前近代における禅宗社会の展開と環シナ海地域交流」の研究目的を達成したといえる。

今年，继去年之后，为了推进对近代日朝关系史最重要的外交文献的研究，我们将尽可能多地研究原始外交文献。我尽可能收集目前留在日本的文件并收集详细数据。此外，为了考察中世纪禅宗佛教的发展，我们对当地有代表性的禅宗寺院进行了调查。当时，我们重点关注遗址的残存状态、禅寺所在的位置以及历史景观，并利用数字图像和照片进行资料收集和保存。由于今年是最后一年，为了弥补前一年史料研究中遗漏的部分，我们将与奈良国立博物馆、东京大学史学研究所、日本国家档案馆合作、京都大学博物馆、京都府立博物馆，还参观了综合档案馆、山口县立档案馆、名古屋大学等各个机构，研究史料。今年的研究成果包括以下四点。 （一）全面揭示中世纪晚期外交使团过夜的寺庙。 （2）日本现有的外交文书格式和合同的综合分析。 (3)对九州大学梅本历史研究室举办的《宗吉龙风乌苏》进行分析和介绍。 （4）回顾了上田淳一的《九州中世纪禅宗历史研究》（2000年出版）一书，该书详细考察了中世纪九州禅宗势力的发展。结合上述研究成果与上一年度的研究成果，可以说本次研究课题“前现代禅宗社会的发展与中国海地区的区域交流”的研究目的已经实现了。

项目成果

伊藤 幸司: "現存資料から見た日朝外交文書・書契"九州史学. 132. 4-49 (2002)

伊藤浩二：《从现有资料看日韩外交文书和合同》《九州史学》132. 4-49 (2002)。

伊藤 幸司: "九州大学所蔵「宗義達吹嘘」について"九州史学. 132. 125-131 (2002)

伊藤浩二：“关于九州大学举办的‘宗吉龙吹乌苏’”，《九州史学》132. 125-131 (2002)。

伊藤 幸司: "中世後期外交使節の旅と寺"中尾堯編『中世の寺院体制と社会』吉川弘文館. 271-292 (2002)

伊藤浩二：《中世纪晚期外交使团的旅行与寺庙》，中尾隆编，《中世纪的寺庙系统与社会》，吉川公文馆 271-292 (2002)。