ヒト胆汁中に存在する発癌物質による大腸の癌前駆病変形成とその癌関連遺伝子の変化

由于人类胆汁中存在的致癌物质以及癌症相关基因的变化，在结肠中形成癌症前兆病变

基本信息

批准号：
08671449
负责人：
梅本淳
金额：
$ 1.6万
依托单位：
The University of Tokushima
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08671449/
关键词：
大腸発癌胆汁胆汁酸 aberrant crypt foci 発癌物質 ^<32>P-ポストラベル法

项目摘要

ヒト胆汁中には大腸発癌に関与すると思われる物質が存在する。内因性物質では胆汁酸、外因性物質では環境からの発癌物質が肝臓で代謝、排泄されたものが含まれている。今回の実験結果を列挙する。(1)ヒト胆汁をラットに2週間、経口投与。大腸の前癌病変であるaberrant crypt foci(ACF)の形成を調べたところコントロール群に比し有意の形成を認めなかった。その理由として、大腸へ物質が到達する前に胃、小腸で吸収された可能性も考えられたので、(2)ラット大腸の起始部を分割。人工肛門を作成し遠位側の空虚な大腸内に胆汁を2週間注入しACF形成を調べた。しかし、やはり形成は認められなかった。そこで現在、この粘膜のDNAにおけるDNA付加体を^<32>P-ポストラベル法で調べる実験が進行中である。(3)ヒト胆汁をin vitroでDNAと反応させると3種類のDNA付加体が生じることがわかった。そして日本人とバングラデシュ人の胆石症患者の胆汁を比較すると前者が約1.4倍DNA反応性物質が多く含まれていることがわかった。また、胃癌・大腸癌患者のそれは非癌患者に比べて約4.3倍DNA反応性物質が有意に多く含まれていた。この事は、癌患者は発癌物質により多く暴露されているか、または、発癌物質の解毒や活性化酵素の働きに差があることを示唆している。(4)ヒト胆汁成分である5種類の胆汁酸(CA,DCA,CDCA,LCA,UDCA)がラットに於いてアゾキシメタンにより誘導される大腸ACFの形成への影響(プロモーション作用)をみた。CA,DCA,CDCA,LCAでは1.9〜2.6倍のACF形成促進、UDCAではACF形成が55%抑制された。また、胆汁酸のみを投与してもACFは形成されないことから胆汁酸そのものにイニシエーション作用はないことがわかった。

人类胆汁中有一些物质被认为与结肠癌发生有关。内源性物质包括胆汁酸，外源物质包括已经在肝脏中代谢和排泄的环境中的致癌物。列出了该实验的结果。（1）人类胆汁被口服给大鼠2周。当检查了大肠的癌前病变异常的隐窝灶（ACF）的形成时，与对照组相比，没有观察到显着的形成。这样做的原因是，该物质可能在到达大肠之前被胃和小肠所吸收，因此（2）将大鼠的起源分开。创建了一个Colostus，并将胆汁注入空的大肠远端2周，以检查ACF的形成。但是，未观察到任何形成。因此，目前正在使用 ^<32> p-Postlabel方法研究该粘膜DNA中DNA加合物的实验。（3）发现当人胆汁与DNA体外反应时，产生了三种类型的DNA加合物。在比较日本和孟加拉国胆石症患者的胆汁时，发现前者含有大约1.4倍的DNA反应性物质。此外，胃癌和结肠癌患者的DNA反应性物质的含量是非癌症患者的4.3倍。这表明癌症患者更多地暴露于致癌物，或者癌细胞的排毒和激活酶的功能差异。（4）我们观察到甲氧基甲烷在大鼠中诱导的五种类型的胆汁酸（CA，DCA，CDCA，LCA，UDCA）的影响（CA，DCA，CDCA，LCA，UDCA）对结肠ACF的形成。 CA，DCA，CDCA和LCA促进ACF形成1.9至2.6倍，UDCA抑制ACF的形成55％。此外，由于即使施用了胆汁酸，也不会形成ACF，因此发现胆汁酸本身没有起始效应。