超低エネルギ-極限状態の中性子の物理学研究

超低能——极端条件下中子的物理研究

基本信息

批准号：
03352034
负责人：
政池明
金额：
--
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
财政年份：
1991
资助国家：
日本
起止时间：
1991 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

最近素粒子物理学は超低エネルギ-の粒子特に中性子を用いた研究が注目されている。本研究では特に中性子共鳴吸収反応における時間空間反転の破れの研究、超冷中性子発生とそれによる中性子電気双極子能率等の中性子特性の研究、超低エネルギ-中性子干渉実験とそれらの理論的研究をとりあげて重点的に研究を行った。またこれらの研究を重点領域の研究としてとりあげるべく、集中的に検討を行った。まずKEにブ-スタ-シンクロトロンのパルス中性子を用いて中性子捕獲r線強度のヘリシティ-依存性の測定を行った。この実験では中性子を減速、偏極させて後、標的に照射し、その際発生するr線をBaF_2シンチレ-タ-で検出した。特にLa139,Br81,Cd111を標的としたときのP波共鳴上で極めて大きなヘリシティ-依存性を発見した。これはentrance channelにおけるパリティ-混合による増巾効果であると理論的に解釈できる。この実験により時間反転非保存実験への手がかりを得たことになる。超冷中性子の発生法に関しては、冷中性子と超流動ヘリウムとの散乱によって中性子のエネルギ-を10^<ー7>以下にする実験が試みられ、世界ではじめて冷中性子のエネルギ-に依存する超冷中性子の発生率の測定を実現した。中性子干渉実験としては、多層膜を用いたものの製作が試みられ、それによる中性子の反射角の広りについての重要な知見が得られた。これらを中心とする種々のデ-タを検討し、重点領域の研究をいかに進めるべきかを決定するため1992年2月研究会を開き、多角的な発表と討論を行い、今後の見通しをたてることが出来た。

近年来，利用超低能粒子尤其是中子的研究引起了粒子物理学界的关注。本研究重点研究中子共振吸收反应中时空反转的破断、超冷中子的产生及其中子电偶极子效率等中子性质的研究、超低能中子干涉实验及其理论研究。我们的研究重点是这个主题。此外，我们还进行了深入研究，将这些研究视为优先领域。首先，我们使用来自 KE 助推同步加速器的脉冲中子测量了中子捕获 r 线强度的螺旋度依赖性。在该实验中，中子被减速和极化，然后照射到目标上，并且使用BaF_2闪烁体检测此时产生的r射线。特别是，我们发现当靶向 La139、Br81 和 Cd111 时，螺旋度对 P 波共振有极大的依赖性。从理论上讲，这可以解释为由于入口通道中的奇偶混合而产生的放大效应。这个实验为时间反转非守恒实验提供了线索。关于超冷中子的产生方法，尝试了通过散射冷中子和超流氦将中子能量降低到10^<-7>以下的实验，实现了冷中子产生速率的测量。作为中子干涉实验的一部分，尝试了使用多层膜来制造中子干涉实验，并在扩大中子反射角方面获得了重要的发现。 1992年2月召开了一个研究小组，以这些为中心考虑各种数据，并决定如何进行优先领域的研究。小组进行了多方面的陈述和讨论，并讨论了我能够做到的未来前景。