インスリン依存型糖尿病における赤血球膜Na輸送異常の存在と腎症の進展に関する研究

胰岛素依赖型糖尿病红细胞膜Na转运异常与肾病进展的研究

基本信息

批准号：
02670451
负责人：
内山聖
金额：
$ 0.77万
依托单位：
大分医科大学
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份：
1990
资助国家：
日本
起止时间：
1990 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

大分県内に存在するインスリン依存型糖尿病小児19名(年齢範囲3〜14歳)を対象として、赤血球膜Na輸送異常の有無と腎症への進展との関りについて検討した。早朝尿を採取し、尿中NーacetylーβーDーglucosaminidase(NAG),β_2ーmicroglobulin(β_2M)およびmicroalbumin(尿中アルブミン)を各々シオノギキットで測定した後、同時に測定した尿中クレアチニンで補正した。対照値として私どもがすでに報告した健常小児の値(日本臨床生理学会雑誌,20:301,1990など)を用いた。NAG、β_2M、尿中アルブミンのいずれも、有意差はなかったものの、糖尿病小児が健常小児より高値を示した。これらの尿中物質は腎尿細管機能を反映し、糖尿病性腎症の早期指標となりうることが指摘されているので、今回対象とした糖尿病小児においても軽微ながらすでに何等かの腎尿細管障害が起こっている可能性が示唆された。さらに肘静脈より採血し、 ^3Hーouabainを用いるbinding assay法で赤血球膜Naポンプ受容体数を測定した。また、炎光々度計法で赤血球内Na濃度を測定した。対照値として、私どもがすでに報告した健常小児の値を用いた(日児誌,92:851,1988)。その結果、赤血球膜Naポンプ受容体数および赤血球内Na農度のいずれも、糖尿病小児は健常小児とほぼ同じ値を示した。また、いずれの因子もNAG、β_2M、尿中アルブミンと有意の相関を示さなかった。したがって、小児期において糖尿病性腎症の進展に赤血球膜Na輸送の異常が関与している可能性を示唆する所見は得られなかった。

我们在OITA术中研究了19名胰岛素依赖性糖尿病（3至14岁的年龄）的19名儿童中，在OITA县中研究了异常的红细胞膜钠转运异常或不存在。收集清晨的尿液，并使用shionogi kit测量尿液N-乙酰基-β-D-葡萄糖酰胺酶（NAG），β_2-微球蛋白（β_2M）和微藻蛋白（尿白蛋白），然后用shionogi kit测量，然后用同时尿素蛋白氨酸校正。我们将我们已经报告的健康儿童的价值观（日本临床生理学学会杂志，20：301，1990等）作为对照值。尽管NAG，β_2M或尿白蛋白没有显着差异，但糖尿病儿童的水平高于健康儿童。已经指出，这些尿液反映肾小管功能，可能是糖尿病性肾病的早期指标，这表明目前针对的糖尿病儿童可能已经发生了一些肾小管疾病。然后从立方体静脉中抽取血液，并使用使用 ^3H- ouabain的结合测定法测量红细胞膜钠泵受体的数量。另外，使用火焰光度计测量红细胞中的钠浓度。作为对照值，我们先前报告了健康儿童的值（Junior Journal，92：851，1988）。结果，糖尿病儿童在红细胞膜钠泵受体的数量和关节内钠的程度上表现出与健康儿童的价值几乎相同的值。此外，这些因素均未显示与NAG，β_2M或尿白蛋白的显着相关性。因此，没有发现表明红细胞膜转运的异常可能参与儿童糖尿病性肾病的发展。