黒潮域内湾表層堆積物中の渦鞭毛藻シストについての研究

黑潮内湾表层沉积物中甲藻包囊的研究

基本信息

批准号：
63540630
负责人：
松岡數充
金额：
$ 0.51万
依托单位：
Nagasaki University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份：
1988
资助国家：
日本
起止时间：
1988 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-63540630/
关键词：
渦鞭毛藻シスト黒潮表層堆積物多様度

项目摘要

本研究は渦鞭毛藻シストを古海洋環境復元のための道具として利用する目的で企画された長期研究計画の一環で、黒潮流域内湾性堆積物を対象としている。分析には黒潮の影響を直接に受ける高知県浦の内湾より採取した試料及び鹿児島県水産試験場より提供された志布志湾・鹿児島湾の試料を用いた。分析・光学顕微鏡による観察はこれまでの方法に従い、走査型電子顕微鏡下での観察には臨界点乾燥装置で作製した試料を用いた。浦の内湾表層堆積物中にはゴニオラックス系統・テュバクロディニウム系統・ペリディニウム系統・ギィムノディニウム系統に属するシスト33種が確認された。堆積物1ml中に平均1971個体が産出する。多様度指数(α)は7.7であった。志布志浦の試料はゴニオラックス系統・ペリディニウム系統・ギィムノディニウム系統のシスト24種を産する。1ml中に614個体が含まれており、α値は8.7であった。鹿児島湾の試料にはゴニオラックス系統・デュバクロディニウム系統・ペリディニウム系統・ギムノディニウム系統のシスト24種が含まれている。1mlあたり1143個体のシストが産し、α値は8.3であった。これらの海域の渦鞭毛藻シスト群集はいずれもゴニオラックス系統のSpiniferites、Operculodiniumが農産し、全体の50〜40%を占める。またテュバクロディニウム系統のTuberculodinium vancampoaeが伴われるのが特徴である。このような傾向は、以前に行った対馬暖流域での様子と共通するが、志布志湾ではペリディニウム系統が優占する試料もあり、暖海域におけるその意義については今後の研究課題として残された。走査型電顕の観察ではSpiniferitesの突起物(process)が中空であるなど新たな情報を得ることができた。

这项研究是长期研究计划的一部分，旨在利用甲藻包囊作为重建古海洋环境的工具，并以黑潮盆地的海湾沉积物为目标。该分析使用了从受黑潮直接影响的高知县浦之内湾采集的样本，以及鹿儿岛县渔业实验站提供的志布志湾和鹿儿岛湾的样本。光学显微镜分析观察按常规方法进行，临界点干燥装置制备的样品用于扫描电子显微镜观察。在 Ura no Ura 湾的表层沉积物中确认了属于 Goniolax、Tubaculodinium、Peridinium 和 Gymnodinium 谱系的 33 种包囊。 1毫升沉积物中平均产生1971个个体。多样性指数(α)为7.7。 Shibushiura 样本产生了 Goniolax、Peridinium 和 Gymnodinium 谱系的 24 种包囊。 1ml中含有614个个体，α值为8.7。鹿儿岛湾的样本含有 24 种包囊，分别属于 Goniolax、Dubaclodinium、Peridinium 和 Gymnodinium 谱系。每ml产生1143个包囊，α值为8.3。这些地区的甲藻包囊群落均由Goniolax谱系的Spiniferites和Operculodinium产生，占总数的50-40%。其特征还在于存在结核菌家族成员万坎波结核菌。这种趋势与我们在对马岛温暖水域中观察到的情况类似，但志布志湾的一些样本以多甲藻谱系为主，这种现象在温暖水域中的意义仍然是未来研究的课题。通过扫描电子显微镜观察，我们获得了新的信息，例如棘刺的突起是中空的。