小胞体トランスポートソームにおけるシグナルクロストークと神経機能制御

内质网转运体中的信号串扰和神经元功能调节

基本信息

批准号：
20056007
负责人：
柿澤昌
金额：
$ 3.33万
依托单位：
Nagasaki University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2009
项目状态：
已结题

项目摘要

受容体アダプター分子(以下、アダプター分子)は、細胞表層膜に局在する受容体からのシグナルを伝えるとされるが、その生理的役割や下流のシグナル系に関しては、いまだに多くの点が不明である。ある種のアダプター分子は、中枢神経系の中では小脳プルキンエ細胞で発現が高いことから、小脳機能への関与が推測される。そこで、アダプター分子遺伝子欠損マウスの小脳機能について調べたところ、回転棒テスト、瞬膜反射条件付けにおいて顕著な異常が認められ、小脳失調を示すことが明らかになった。引き続き、急性小脳スライス標本を作製し小脳依存的な記憶・学習の細胞レベルでの基盤とされる平行線維-プルキンエ細胞シナプス(平行線維シナプス)の可塑性、長期抑圧を調べたところ、やはり明瞭な阻害が見られた。一方、小脳皮質回路網の発達形成は調べた限り正常であった。さらに、長期抑圧阻害の原因を調べる一環で、細胞内ストアからのカルシウム放出について調べたところ、カフェイン依存的なカルシウム放出、代謝型グルタミン酸受容体刺激によるカルシウム放出、いずれにおいても著しい阻害が認められた。したがって、このアダプター分子は、小脳プルキンエ細胞におけるカルシウム放出系の制御、ひいては小脳機能の発現に重要な役割を担っていることが示唆される。今後はアダプター分子による機能制御を受ける標的分子の同定と、その制御機構の解明を目的として更に研究を進める予定である。

据说受体衔接分子（下文中称为衔接分子）传递来自位于细胞表面膜上的受体的信号，但关于其生理作用和下游信号系统的许多方面仍不清楚。某些接头分子在中枢神经系统的小脑浦肯野细胞中高度表达，表明它们参与小脑功能。当我们研究适配器分子基因缺陷小鼠的小脑功能时，我们发现转杆测试和瞬膜反射条件反射显着异常，表明小脑共济失调。随后，我们制作了急性小脑切片制剂，并研究了平行纤维浦肯野细胞突触（平行纤维突触）的可塑性和长期抑制，这是细胞水平上小脑依赖性记忆和学习的基础。另一方面，小脑皮质网络的发育和形成是正常的。此外，作为研究长期抑制抑制原因的一部分，我们研究了细胞内储存的钙释放，发现咖啡因依赖性钙释放和代谢型谷氨酸受体刺激刺激的钙释放均受到显着抑制。因此，表明该接头分子在调节小脑浦肯野细胞的钙释放系统以及最终在小脑功能的表达中发挥重要作用。未来，我们计划进行进一步的研究，旨在识别功能受接头分子控制的靶分子，并阐明其控制机制。