海外から新技術を受入れる基盤となった塗装技術の実証的研究―江戸時代大名屋敷出土器物資料を中心にして―

对绘画技术的实证研究成为接受海外新技术的基础 - 以江户时代的领主府邸出土的陶器材料为中心 -

• 批准号: 14023219
• 负责人: 増田 勝彦
• 金额: $ 1.6万
• 依托单位: Showa Women's University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-14023219/
• 关键词: 塗装技術; 江戸時代漆工技術; 漆塗膜の保存科学的調査; 江戸時代大名屋敷出土漆製品; 江戸時代市中出土漆製品; 近世塗装技術の変遷; 考古学; 民俗資料; 塗膜の保存科学的調査; 大名上屋敷出土器物; 近世の塗装技術の変遷

研究対象にした資料は、大名上屋敷であった尾張藩上屋敷跡遺跡、永田町四丁目遺跡、汐留遺跡、比較資料として市中に位置する外神田四丁目遺跡から出土した漆製品である。研究期間で、器物資料と漆製品製作に関係した資料も含め50点程の関係資料を調査した。また、現代の漆工技術と比較するため、渋下地漆器の生産地である河和田漆器、堅牢な漆器を作り続けている輪島漆器の現場を訪問し、聞き取り調査も併せて実施した。本報告書では器物資料に製作資料も加え、下地調整と上塗り技法を中心にこの中の30点について報告を行った。光学顕微鏡による塗膜表面、裏面、断面の観察を基本に、材料の特定には偏光顕微鏡観察、蛍光X線分析、EPMA分析等行い検討した。その結果、尾張藩上屋敷から出土した資料は吟味された作りで、下地調整には特別な工夫がみられ、固い堅牢な塗膜になっている。消粉等の加飾が施されている箱物断片は尾張藩上屋敷、外神田四丁目遺跡から出土しているが、錆下地を用い単純な層構成となっている。両者間で技術の差は無く、用途によってその目的に適う製品を作っていたことがわかる。使用が規制されてきた朱に変わり、ベンガラの色材としての役割も重要となり、様々な色味のものが開発されていた。外神田遺跡の食器断片は、すべて炭粉下地で、ベンガラを赤色材としていた。陶胎漆器は、江戸時代になりまた製造されたと言う。これを裏付ける資料が汐留遺跡、尾張藩上屋敷跡遺跡から点出土している。下地の作りがそれぞれ異なる材料を用いて施されている。また、リサイクルが盛んに行われていたが、漆製品も何度も塗り替え使用し、最後には漆を入れるパレットや、容器として転用し使いきっていた様子が試料分析で明らかになった。

所研究的材料包括从Owari域Kamiyasu的废墟中发掘的漆产品，Nagatacho 4-Chome废墟，以及什叶派遗址，以及Sotokanda 4-Chome 4-Chome废墟，这些废墟位于整个城市，作为比较材料。在研究期间，研究了约50种相关材料，包括与漆产品生产有关的材料。此外，为了将其与现代漆制造技术进行比较，我们访问了Kawada Lacquerware，Shibushibara Lacquerware的生产商和Wajima Lacquerware，这些涂料将继续进行强大的漆器，并进行了访谈。该报告还包括生产材料，并报告了其中30个点，重点是基础调整和顶部涂料技术。基于使用光学显微镜观察表面，背面和横截面，通过极化显微镜观察，X射线荧光分析和EPMA分析来鉴定材料。结果，仔细考虑了从Owari域的上议院发掘的材料，并在基础调整中发现了特殊的独创性，从而产生了坚固，坚固的涂层。装饰有装饰性粉末的盒子碎片已从Owari域的上议院和Sotokanda 4-Chome废墟中挖掘出来，但由生锈的底座制成，具有简单的层结构。显然，两者之间的技术没有差异，并且生产了适合目的的产品。它的使用已更改为已受过监管的朱红色，其作为孟加拉的着色材料的作用变得很重要，并开发了各种颜色。 Tokanda废墟上的所有餐具碎片均由木炭粉底料制成，班加拉（Bengara）作为红色材料。据说陶瓷漆器在江户时期再次生产。支持这一点的文件已从什叶派废墟和Owari Domain上议院的废墟中挖掘出来。基地是使用不同材料制成的。尽管回收也很受欢迎，但样本分析表明，漆产品已被重新粉刷并使用了很多次，最后它们被重复使用并用作托盘以容纳漆和容器。

项目成果

武田昭子: "永田町二丁目出土漆膜の科学的調査"東京都埋蔵文化財センター調査報告 第139集 千代田区永田町二丁目遺跡. 262-263 (2004)

武田明子：“对永田町二丁目出土的漆膜的科学调查”东京埋藏文化财产中心调查报告第139卷千代田区永田町二丁目遗址262-263（2004年）。