霧島火山の深部構造に関する電磁気学的研究

雾岛火山深层结构的电磁研究

基本信息

批准号：
05231210
负责人：
歌田久司
金额：
$ 1.34万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
1993
资助国家：
日本
起止时间：
1993 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究においては,霧島火山の深部構造に関する問題を解決するために,二通りの電磁気学的観測手法を適用した.その第一は,新燃岳などの活動的火山の周辺におけるELF・ULF-MT法観測である.観測は,平成5年9月20〜30日に実施した.深部構造を反映する長周期(ULF)の観測は,U30・U36など現有の装置10台を用いて,ほぼ全期間実施した.比較的浅い構造に敏感なELFの測定は,全ULF観測点で実施するとともに,これまでにデータの得られていない地域での観測も行なった.幸いに,振幅の大きな電磁場変動の記録を数日間にわたって得ることが出来た.データ処理の後に1次元構造解析を行なった結果,以下のような結果を得た.(1)御鉢を除く地域では,厚さ100〜300mで数100Wmの表層の下に数Wmから数10Wmの帯水層と思われる低比抵抗層が広く分布している.帯水層の比抵抗は,硫黄山や新燃岳などの活動的な火口近傍では極めて低くなる傾向がある.(2)帯水層以深は高比抵抗層があり,10kmから15kmの深さに再び低比抵抗の層が存在する.深部低比抵抗層は硫黄山や新燃岳などの火口下では,2〜5kmにまで浅くなっている.1991年11月に発生した新燃岳直下の群発地震は,この低比抵抗層の上面付近で発生していることなどから考え,この層がマグマあるいはマグマ由来の高温のガスを含む層に対応するものと解釈される.一方,御鉢火山の下にはこのような深部低比抵抗層が見られない.このことは,御鉢火山のマグマがより深部に起源をもつものであることを示すのかも知れない.第二の手法である,ネットワークMT法は,10数kmの空間スケールで見た場合に,霧島火山の電磁気的深部構造にどのような特徴があるのかを調べることを目的に実施した.観測は,平成5年11月から開始したが,データ解析は完了していない.今後も解析を継続する予定である.

在这项研究中，采用了两种类型的电磁观测方法来解决基里希玛火山深层结构的问题。其中的第一个是围绕活火山（例如shinmo-dake）的精灵和ULF-MT方法观测。观察结果是在1993年9月20日至30日之间进行的。几乎使用U30和U36等现有设备进行了几乎整个时期的长时间（ULF）观察结果。在所有ULF观察点进行了相对较浅的结构敏感的小精灵的测量。此外，我们还在迄今尚未获得数据的领域进行了观察。幸运的是，我们能够在几天内记录高磁场波动。数据处理后，我们获得了以下结果：（1）在Obachi，低电阻层以外的区域，被认为是几至数十WM的含水层，在100-300m的表面层和几百wm的表面层下。含水层的电阻率与硫磺山和Shinmoe山的活动火灾相同。在嘴巴附近，它往往非常低。（2）含水层以外的高电阻率层，在10到15公里的深度下，再次有一个低电阻率层。深度低电阻率层在伊沃（Mt.考虑到1991年11月在Shinmo-Dake下方的簇地震发生在低电阻率层的顶部表面附近，该层被解释为对应于含有岩浆或岩浆的高温气体的层。在奥巴奇火山下方找不到这种深层电阻率层。这可能表明奥巴奇火山的岩浆更深。第二种方法是网络MT方法，以研究Kirishima火山电磁深层结构的特征，当时以超过10公里的范围观察。观察开始于1993年11月，但数据分析尚未完成。我们计划将来继续进行分析。