膵癌幹細胞の同定とニッチの機能解析〜膵癌の治療抵抗性を克服するために

胰腺癌干细胞的鉴定及其生态位的功能分析——克服胰腺癌的治疗耐药性

基本信息

批准号：
19659343
负责人：
水元一博
金额：
$ 2.11万
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

平成19年度から癌幹細胞マーカーとして既に報告があるCD133などの表面マーカーを用いて膵癌細胞株におけるFACS解析を行い、さらにセルソーターで純化してその癌幹細胞としての能力を検討してきた。特定の細胞集団において抗癌剤治療抵抗性が増強していることを確認している。平成20年度には更に機能解析を加え、CD133陽性の細胞集団において著明な浸潤能・遊走能亢進を確認し報告した。更にCD133陽性の細胞集団がフローティングカルチャーで有意な生存率上昇を呈することも報告したが、これは癌幹細胞の形質の一つと考えられるアノイキス耐性を示しており、その分子機序の解明を進めている。ニッチに関連する細胞の同定のため、primary cultureによりin vitroにおいて培養可能である間質細胞を複数樹立しており、更に間質幹細胞マーカーを用いてニッチに関わる細胞分画の検討を進めた。この間質細胞と癌細胞との相互作用を共培養実験にて検討し、強力な相互作用を有する間質細胞を同定した。膵由来間質細胞は、細胞外マトリックスを分泌することで癌細胞の足場を提供し、Cell contactのある直接共培養条件では、cell contactのない間接共培養条件に比し有意に癌細胞の増殖・生存能を促進することを発見し報告した。また、癌細胞と間質細胞から特定の細胞分画を純化して、癌間質相互作用に強く関わる細胞分画の検討をした。さらに、過去の報告をもとに幹細胞に関連する遺伝子群の発現を網羅的にqRT-PCRにて解析し、いくつかの興味深い分子を同定した。CD133陽性細胞群では転移に関わるケモカインのレセプターであるCXCR4が高発現していることを発見し報告した。CD133陽性細胞分画は癌幹細胞の形質を一部有しているにとどまった。しかし、本研究により膵癌幹細胞だけでなく癌の悪性形質に関わる細胞集団同定の足がかりができたと考えられる。

自2007年以来，使用表面标记（例如CD133）在胰腺癌细胞系上进行了FACS分析，CD133已报道为癌症干细胞标记物，并已使用细胞分辨率进行纯化，以检查其作为癌症干细胞的能力。已经证实，某些细胞群体中抗癌药物治疗的耐药性增加。在2008年，进行了进一步的功能分析，并在CD133阳性细胞群中确认并报告了侵入性和迁移能力的显着增加。此外，我们报道说，CD133阳性细胞群在浮动培养中表现出显着提高，这表现出抗厌氧菌的耐药性，这被认为是癌症干细胞的特征之一，我们正在努力阐明这些细胞的分子机制。为了鉴定与壁ni有关的细胞，使用原发性培养建立了可以在体外培养的多个基质细胞，并使用基质干细胞标记物对与壁ches相关的细胞级分进一步研究。在共培养实验中研究了基质细胞与癌细胞之间的相互作用，并鉴定出具有强相互作用的基质细胞。我们发现并报道说，胰腺源性的基质细胞通过分泌细胞外基质为癌细胞提供了脚手架，并且与间接共培养条件相比，与没有细胞接触的间接共培养条件相比，与细胞接触的直接共培养条件可显着促进癌细胞的增殖和生存能力。此外，研究了特定的细胞级分从癌细胞和基质细胞中纯化，并研究了强烈参与癌基质相互作用的细胞级分。此外，根据先前的报道，QRT-PCR对干细胞相关基因组的表达进行了全面分析，以鉴定几个有趣的分子。我们发现并报道说，CXCR4是转移趋化因子的受体，在CD133阳性细胞中高度表达。 CD133阳性细胞分数仅包含癌症干细胞的某些特征。但是，这项研究似乎为鉴定细胞种群提供了垫脚石，不仅涉及胰腺癌干细胞，而且还涉及癌症的恶性特征。