戦時下日本社会に於ける柳田民俗学の組織化に関する基礎的研究

日本战时社会柳田民俗组织的基础研究

• 批准号: 12710182
• 负责人: 鶴見 太郎
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Kyoto Bunkyo University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 2000
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2000 至 2001
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-12710182/
• 关键词: 柳田国男; 橋浦泰雄; 「民間伝承の会」; 柳田民俗学; 『民族』; 「全国山村生活調査」; 木曜会; 比較民俗学

「橋浦泰雄関係文書」(以下、「文書」と略す)を周到に分類、調査した上で、それ以外の同時代資料と照合させることで、戦時下日本社会の民俗学組織化の概要を再構成した。特に、「文書」を旧蔵していた橋浦が柳田国男の高弟として特に地方する民俗学の組織化に腐心したことから、その形成過程を跡づけることを中心にした。その結果、(1)昭和初年、画家としてプロレタリア芸術運動の指導者だった橋浦が弾圧によって次第に民俗学へ傾斜していく中で、彼の生活を援助する目的で有志が行った頻繁に行われた絵画頒布会が成功をおさめ、次第に地方でも彼の民俗・郷土をテーマとする画会が開催されるようになり、在地の郷土史家が挙ってその運営に参加することが、戦時下における柳田民俗学の組織化の重要な一端を担っていたことが判った(拙稿「柳田民俗学の組織化-橋浦泰雄の絵画頒布会に見る-」『人間学研究』第二号2000年)。(2)前項から見て、戦時下に整えられた柳田民俗学の体制とは、在地の民俗学者の積極的な支持が一部にあったことが判る。戦後、柳田民俗学は地方研究者から資料を吸収して、成果を独占したという批判がなされるが、本研究は、その嚆矢となった岡正雄による柳田批判の成立背景が昭和10年『民間伝承』編集方針への不満にあったことを「文書」から割り出し、その意味で体制としての柳田批判が、特定の時代条件に拘束されたものであることを示した(拙稿「柳田国男と『民間伝承の会』」『東北学』第二号2000年)。(3)以上の項目とは別個に、「文書」に収録されていた橋浦の日記、肉筆原稿、書簡類など、多くの未公刊資料をもとに、彼の評伝をまとめた(拙著『橋浦泰雄伝-柳田学の大いなる伴走者-』晶文社2000年)。執筆にあたっては地方研究者と橋浦の交流を重視し、組織家としての橋浦の力量を高く評価する方針をとった。

在仔细分类和调查了与“ Yasuo Hashiura相关文件”（以下简称与其他材料匹配的日本社会民间组织组织的轮廓）。特别是由“文件”建造的Hashiura着重于追踪编队过程，因为他被民间传说的组织化所震惊，尤其是作为Kunio Yanagida的高兄弟。结果，（1）在艳舞的第一年，作为无产阶级艺术运动的领导者Hashiura逐渐倾向于民间传说，并经常由志愿者表演。成功，逐渐举行了关于他在农村地区的民间和当地主题的图片，参加该行动的当地历史学家一直在战争中。民间传说“我在Yasuo Hashiura的绘画派对上组织了Yanagida的民俗观点 - “紧急研究”。 （2）从前面的段落中可以看出，在战争期间准备的Yanagida民俗制度得到了民间学者的部分支持。战争结束后，Yanagida的民间传说被当地研究人员吸收材料并垄断了结果，但这项研究是Masao Oka受到Masao Oka批评的事实的开始。文件“从这个意义上讲，对Yanagida作为系统的批评被特定时代（Kunio Yanagida”拘留。“民俗会议”。 （3）与上述项目分开，总结了他的传记基于许多未抛光的出版物，例如Hashiura日记，手写手稿和字母（Hashiuraura）（Hashiuraura）。在书面形式上，他专注于当地研究人员与Hashuraura之间的互动，并提高了Hashiura作为组织家庭的能力。