顎関節症患者の滑液中の抗体が認識する抗酸菌由来44KDa抗原の解析

颞下颌关节病患者滑液中抗体识别的抗酸菌来源的44KDa抗原分析

• 批准号: 11771160
• 负责人: 内藤 真理子
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Nagasaki University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1999
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1999 至 2000
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-11771160/
• 关键词: 顎関節症; 関節滑液; 抗体; Elongation Factor Tu; BCG

昨年までの研究で、顎関節症患者の関節滑液中の抗体がBCG菌のElongation Factor Tu(BCG EF-Tu)と反応することが明らかになった。本年度はBCG EF-Tuと顎関節症の病態との関与を検討した。Elongation Factorは真核生物、原核生物ともに保存されている転写に必要な因子である。そこでBCG EF-Tuのみが顎関節症と関連するのかどうかを検討した。ヒトのEF-Tu類似蛋白質EF-1αの遺伝子をクローニングし、リコビナント蛋白質を発現精製し、顎関節疾患者の滑液の抗体と反応させた。顎関節症患者の関節滑液中の抗体はヒトEF-1αへの反応を示さなかった。これにより、顎関節症患者の抗体は、BCG EF-TuのヒトEF-1αと相同性をもたない領域を認識していることが示唆された。また顎関節症患者の関節滑液中の抗BCG EF-Tu抗体の量が、治療によってどのように推移するのかを調べた。6人の顎関節症の患者から治療のために関節穿刺治療時に採取した関節滑液を検体として、BCG EF-Tu抗体の量を経時的に測定した。6人のうち4人が治療前に抗BCG EF-Tu抗体が検出された。その4人のうち治療により症状が改善した2人の患者の関節滑液中抗BCG EF-Tu抗体の量は経時的に減少していた。また治療により症状の改善が見られなかった2人の患者のの関節滑液中の抗BCG EF-Tu抗体の量は常に高いレベルを示していた。よって関節滑液中の抗BCG EF-Tu抗体の量は症状の推移に関連していることが示唆された。本研究の結果はEF-Tuの顎関節疾患への関与を示すだけでなく、本疾患の発症の機序の解明に寄与すると考えられる。

直到去年进行的研究表明，颞下颌关节疾病患者滑液中的抗体会与卡介苗细菌伸长因子 Tu (BCG EF-Tu) 发生反应。今年，我们研究了 BCG EF-Tu 与颞下颌关节疾病病理学之间的关系。延伸因子是转录所必需的因子，在真核生物和原核生物中都是保守的。因此，我们研究了单独使用 BCG EF-Tu 是否与颞下颌关节紊乱有关。我们克隆了人EF-Tu样蛋白EF-1α的基因，表达并纯化了重组蛋白，并将其与颞下颌关节病患者滑液中的抗体反应。颞下颌关节紊乱病患者的关节滑液中的抗体未显示出对人EF-1α的任何反应。这表明来自颞下颌关节疾病患者的抗体识别 BCG EF-Tu 的一个区域，该区域与人 EF-1α 没有同源性。我们还研究了颞下颌关节疾病患者滑液中抗 BCG EF-Tu 抗体的量如何随着治疗而变化。使用在关节穿刺术治疗期间从 6 名颞下颌关节疾病患者收集的关节滑液，测量了随着时间的推移 BCG EF-Tu 抗体的量。 6 名患者中有 4 名在治疗前检测到抗 BCG EF-Tu 抗体。在治疗后症状改善的 4 名患者中，有 2 名患者的关节滑液中抗 BCG EF-Tu 抗体的量随着时间的推移而减少。此外，两名症状未随治疗改善的患者关节滑液中的抗 BCG EF-Tu 抗体水平始终保持在较高水平。因此，提示关节滑液中抗BCG EF-Tu抗体的量与症状的病程有关。本研究结果不仅证明了EF-Tu参与颞下颌关节疾病，而且有助于阐明该疾病的发病机制。