QT延長症候群の心電図変動と致死性不整脈の発症機序に関する心室興奮の三次元的検討

长QT综合征心室激动心电图波动与致死性心律失常发病机制的三维研究

基本信息

批准号：
11770350
负责人：
池主雅臣
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Niigata University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1999
资助国家：
日本
起止时间：
1999 至 2000
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究課題では、ビーグル犬のQT延長症候群モデル(LQTS)を用いて、心室内の興奮伝搬と不応期の分布を三次元的にマッピングして以下の結果を得た。(1)独自の針電極で心室を貫壁性にマッピングすると、LQT2モデル・LQT3モデルいずれにおいても心筋中層(Mcell領域)の不応期が心内膜側と心外膜側よりも長く、貫壁性に不応期の不均一分布が認められた。(2)Tdpが発症する心臓の不応期分布の不均一性には部位特異性があり、左室・心室中隔に比して右室では不均一性が小さく、このためTdpに関与する伝導ブロックの出現も稀であった。この部位特異性にはM細胞の分布とrestitution kineticsの相違が関与した。(3)心内のT波交代現象の不整脈源性は、貫壁性の不応期分布の不均一性亢進と伝導ブロックの形成によった。T波交代現象の程度が大きくなると、心室貫壁性の再分極勾配は1拍づつ逆転した。しかしこのような心内の再分極の変化は体表面心電図には必ずしも反映されず、体表面心電図は心内の不整脈源性を過小評価している可能性が示唆された。(4)顕著なQT/T交代現象で心内に伝導ブロックが生じると、期外収縮がなくともTdpが頻発した。この場合体表面心電図のQRS波形と体血圧にも変化が観察された。(5)QT/T交代現象はメキシレチンによって消失・抑制されたが、これは心内不応期が短縮する作用と関係した。一方、ニコランジル・ベラパミルのQT/T交代現象に対する効果は軽度であった。(6)今後は致死的不整脈が生じる心臓での不整脈源性の亢進を、標準体表面心電図でどのように、またどの程度記録できるのかを他の不整脈モデル(心筋梗塞モデル・心不全モデル等)と合わせて検討する必要がある。

在本研究项目中，我们使用beagle长QT综合征模型（LQTS）对心室内兴奋传播和不应期的分布进行三维映射，并获得了以下结果。 (1)当使用独特的针电极对心室进行透壁测绘时，在LQT2和LQT3模型中，中层心肌(Mcell区域)的不应期均长于心内膜和心外膜侧，且不应期分布不均匀。根据性别进行观察。 (2)Tdp发生的心脏不应期分布的异质性具有部位特异性;右心室的异质性小于左心室/心室间隔，因此Tdp涉及的传导阻滞的出现也很少见。。这种位点特异性与 M 细胞分布和恢复动力学的差异有关。 (3)心内T波交替的致心律失常本质是由于透壁不应期分布的不均匀性增加和传导阻滞的形成。随着T波交替程度的增加，心室透壁复极梯度逐次逆转。然而，心内复极的这种变化不一定反映在体表心电图上，这表明体表心电图可能低估了心内心律失常的发生性。 (4)当心脏因明显的QT/T交替而发生传导阻滞时，即使没有早搏，也经常发生Tdp。在这种情况下，还观察到体表心电图的QRS波形和全身血压的变化。 (5)美西律消除或抑制QT/T交替现象，这与缩短心内不应期的作用有关。另一方面，尼可地尔和维拉帕米对 QT/T 交替的影响轻微。（6）未来，我们将研究如何以及在多大程度上可以使用其他心律失常模型（心肌梗死模型、心力衰竭模型等），使用标准体表心电图记录导致致命性心律失常的心脏致心律失常增强。有必要将它们放在一起考虑。