慢性副鼻腔炎における鼻茸の発生、増殖機序の解明-上皮細胞異常分化における糖蛋白構造変化の関与について-

阐明慢性鼻窦炎鼻息肉发生和生长的机制 - 糖蛋白结构变化参与异常上皮细胞分化 -

• 批准号: 10770907
• 负责人: 鴻 信義
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Jikei University School of Medicine
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1998
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1998 至 1999
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-10770907/
• 关键词: レクチン; 慢性副鼻腔炎; 鼻茸; 分泌腺

慢性副鼻腔炎手術症例より鼻茸をできるだけ基部から切除・摘出し、病理組織学的に検索した。ヒト慢性副鼻腔炎における鼻茸は、既に成熟したポリープであり、ウサギ副鼻腔粘膜を用いた実験的副鼻腔炎モデルにおいてみられた発生初期段階の未熟なポリープとは組織学的な形態は大きく異なる。すなわち、未熟なポリープにおいてその上皮細胞は、幼弱な扁平あるいは円錐細胞であり、綿毛の存在は比較的稀であったが、成熟したポリープでは、上皮層は多列線毛上皮と扁平または円錐細胞の混在であり、さらに上皮下には、形質細胞、リンパ球などの炎症細胞浸潤が、浮腫、うっ血した間質内に認められた。また、ときおり粘液の貯留や拡張した腺管がみられ、これは、線維芽細胞や好中球浸潤が主体であった実験的ポリープの上皮下組織像とは異なる。実験的ポリープの形成過程では、上皮下に陥入している幼弱な細胞(これはいずれ成熟してポリープの基部となるかあるいは上皮下にとどまり異型の分泌腺になる可能性が以前の研究で考えられた)がみられた。ヒトのポリープ標本においては、一部に、幼弱な上皮細胞が内方に向かい分化・発育している部位が存在し、そのさらに内方には、時折異型の分泌腺やあるいは拡張した腺管構造が認められた。このような組織像を各種レクチン(UEA-I,ConA,PNA,MAA,WGA)で染色した。ポリープ表面の細胞よりも内方に発育している細胞のほうが UEA-I の染色性が低い傾向があるが、異型分泌腺の上皮はポリープ表面と同様のUEA-I染色性が認められた。内方への発育機転が、ヒトの鼻茸においてはポリープの増大そのものや、あるいはポリープ内の粘液貯留を介したポリープの増大に関与している可能性が示唆された。

从慢性鼻窦炎手术的病例中，将鼻息肉去除并尽可能地从底部中移除，并进行组织病理学搜索。人类慢性鼻窦炎中的鼻息肉已经是成熟的息肉，在使用兔鼻窦粘膜的实验性鼻窦炎模型中，在发育的早期，与未成熟息肉具有截然不同的组织学形态。也就是说，在不成熟的息肉中，上皮细胞是青少年鳞状或锥细胞，绒毛的存在相对较少，但是在成熟的息肉中，上皮层是多圈过滤上皮和鳞状细胞的多圈丝状上皮细胞的混合物，以及在上皮细胞中，质体和肿瘤细胞中的肿瘤细胞，质量是质体的，质量是浮肿的细胞。基质。另外，偶尔会看到粘液积聚和扩张的导管，这与实验息肉的上皮下组织学不同，在这些息肉的情况下，成纤维细胞和中性粒细胞浸润是主要焦点。在实验性息肉形成过程中，被入侵的幼年细胞（先前的研究都认为这最终可能成熟并成为息肉的基础，或者保持下皮下并成为非典型的分泌腺）。在人息肉标本中，有些部位将少年上皮细胞分化和内向发育，并且偶尔出现异常的分泌腺体和扩张的导管结构。这种组织学图像用各种凝集素（UEA-I，CONA，PNA，MAA，WGA）染色。与息肉表面上的细胞相比，向内开发的细胞趋于对UEA-I的染色较低，但是非典型分泌腺的上皮显示出UEA-I的染色与息肉的表面相似。有人提出，内向的发育技巧可能与人类鼻息息肉的增加有关，或者通过息肉内的粘液保留率增加了息肉。