寄生虫・エキノコックスの糞便内抗原の解析とそれを利用した終宿主診断法の改良と応用

寄生虫和棘球绦虫粪便抗原分析及其终宿主诊断方法的改进和应用

基本信息

批准号：
09760282
负责人：
野中成晃
金额：
$ 1.54万
依托单位：
Hokkaido University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1997
资助国家：
日本
起止时间：
1997 至 1998
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は、新しく多包条虫成虫排泄分泌(ES)抗原に対するマウスモノクローナル抗体(mAbs)を作製し、糞便内抗原検出法へ利用した。mAbsは9種(Em a-Emi)得られ、Em a、hおよびiの3種はIgG1抗体、Em b-gの6種はIgM抗体であった。多種寄生虫抗原との反応性を調べた結果、3つのグループに分けられ(Em a,Em b-g,Em hとi)、Em hとiは多包条虫成虫および成虫ES抗原とのみ強く反応した。ウエスタンブロッティングはどのmAbsもES抗原とスメア状の反応を示し、多包条虫成虫切片の免疫染色ではmAbs(Em a,c,i)はいずれも成虫テグメントおよび虫体周囲の宿主腸管上皮と反応した。これらの反応が抗原の過ヨウ素酸処理によって喪失したことからmAbsの認識抗原が糖であることが示唆された。そこでEm iおよびES抗原に対するポリクローナル抗体(rAb)を用いたサンドイッチELISA法により糞便内抗原の検出を試みたが、感度の低さが問題となった。感度向上のためにアビジン・ビオチン化酵素複合体法を用い、吸着抗体にrAb、一次抗体にEm i、二次抗体にビオチン化anti-mouse IgG(rAb/Em i/b-AntiM)および吸着抗体にEm i、一次抗体に現法で用いられているビオチン化EmA9を用いる検出系を選択した。検出抗原は熱やホルマリンに対して安定であり、1%ホルマリン、熱処理を施して多包条虫卵を失活させたキツネ剖検材料を用いて各系を比較した。rAb/Em i/b-AntiM検出系と現法(rAb/b-EmA9)は同様の陽性検出率を示し、さらにEm iを用いた新しい検出系はいずれも現法で反応のみられる胞状条虫感染犬糞便とは反応せず、特異性に優れていた。いずれの検出系も単包条虫やフォーゲル包条虫感染動物の糞便内抗原の検出が可能で、他のエキノコックスの終宿主診断にも応用できることが示された。

今年，针对成年多杆tape虫排泄分泌（ES）抗原产生了一种新的小鼠单克隆抗体（mAb），并用于检测粪便抗原。获得了九个mAb（EM A-EMI），而EM A，H和I的三种是IgG1抗体，EM B-G的六种是IgM抗体。在检查了多种寄生虫抗原的反应性之后，将反应分为三组（EM A，EM B-G，EM H和I），EM H和EM H和我仅与成年polypodillars和成年ES抗原作出强烈反应。 Western印迹显示出对所有具有ES抗原的MAB的涂片样反应，以及对成年Polytectaee片的免疫染色，MABS（EM A，C，I）与成人Tegoments和宿主肠上皮的外围反应。这些反应通过治疗抗原周期酸而丢失，这表明mAb的识别抗原是糖。因此，我们尝试使用针对EM I和ES抗原的多克隆抗体（RAB）来检测三明治ELISA的粪便抗原，但是低灵敏度成为问题。 To improve sensitivity, a detection system was selected using the avidin-biotinylated enzyme complex method, and using rAb as the adsorbed antibody, Em i as the primary antibody, biotinylated anti-mouse IgG (rAb/Em i/b-AntiM) as the secondary antibody, Em i as the adsorbed antibody, and biotinylated EmA9 currently used as the primary antibody.检测到的抗原对热和福尔马林稳定，并使用1％的福尔马林和福克斯尸检材料进行比较，这些材料经过热处理以灭活多幼虫卵。 RAB/EM I/B-ANTIM检测系统和当前方法（RAB/B-EMA9）显示出相似的阳性检测率，并且使用EM I的新检测系统都没有对腹腔成形术感染的犬的粪便作出反应，它们仅在当前方法中是反应性的，并且是高度特异的。两种检测系统均能够检测感染单杆tape虫和vogel tape虫的动物中的粪便抗原，并且已证明适用于诊断其他echinococcus的终端宿主。