地域流通システムとしての「朝市」の機能・役割に関する実証的研究

“早市”作为区域流通体系的功能和作用的实证研究

• 批准号: 10760137
• 负责人: 藤田 武弘
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Osaka Prefecture University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1998
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1998 至 1999
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-10760137/
• 关键词: 朝市; 直売; 地場流通; 市場外流通; 産消交流・提携; 産消交流

大阪府下の朝市・直売所は、地域の産地背景も異なり、開設契機・組織運営主体が多様である。しかし一方で、朝市の発展方向や地域農業における位置をめぐって、共通して検討すべき以下の問題点・課題が明らかになった。(1)ハード面での環境整備:販売所の選定・確保、施設整備が不充分であり、多くの朝市・直売所で駐車場確保の困難や混雑時における交通・安全対策への不安が指摘されている。地元農協や行政の土地・施設を適切に有効利用することも含めた協力・支援が是非とも必要である。(2)品揃え・数量調整をめぐる考え方の未成熟:消費者ニーズに対応すべく、多品目少量生産を基本に地域での品揃え確保の取り組みが進められているが、一方で卸売市場等での仕入れに依存する傾向もみられる。(3)地域農業における位置づけの混乱:販売事業としての拡大そのものが目的化し、仕入れに依存しつつ品揃えの量的確保のみを追求すれば、地域農業との接点が希薄化する。朝市・直売所を単なる農産物販売の場所と捉えずに、生産者と消費者との信頼関係を構築するアンテナショップとして位置づける視点が重要である。(4)運営組織の連携・交流の不在:各地で朝市・直売所の開設が進展するなかで、競合問題に対する危機意識が募っている。運営組織が、相互に開催日の調整や経験・情報交流を行うなどの連絡調整組織を設立することが急務である。地域一斉の同時イベントの開催やネットワーク機能を活用した組織提携によって、府下各地の特産品を相互に調達し豊富な品揃えを図るなど、知恵と工夫を凝らした効果的な取り組みも必要である。(5)生産者の意識改革:各地の朝市・直売所運営の担い手として重要な役割を果たす高齢者・女性の存在に着目するとともに、地域農業の生産振興を図る視点からも、自家菜園の延長線上に位置するこれら自給的農家が有する潜在的生産力に大いに着目すべきである。

大阪府的早市和直营店由于地域生产背景不同，其设立和组织管理的原因也多种多样。但另一方面，关于早市的发展方向及其在当地农业中的地位，以下几个问题和应该共同考虑的问题也已经明确。 （1）物理环境的改善：销售网点的选择、保障和设施维护不到位，不少早市、直营店被指出停车位难、拥挤时的交通和安全措施令人担忧已经完成了。合作和支持，包括适当和有效地利用当地农业合作社以及政府土地和设施，是绝对必要的。 （2）品种和数量调整思路不成熟：为了满足消费者需求，一方面以高品种、小批量生产为主，争取区域品种，另一方面以批发市场等为主。还有依赖海外采购的趋势。 （3）当地农业定位混乱：如果以销售业务的扩张为目的，仅依靠采购和追求数量化的产品阵容，与当地农业的联系就会被淡化。重要的是，不要将早市和直销网点视为单纯的农产品销售场所，而是将其定位为在生产者和消费者之间建立信任关系的天线店。 （4）管理机构之间缺乏合作与交流：随着各地纷纷开设早市、直营店，竞争危机感日益增强。管理机构迫切需要建立联络协调机构，相互协调活动日期、交流经验和信息。还需要采取有效的举措，发挥智慧和创造力，例如同时举办地区活动，建立组织联盟，利用网络功能相互采购县内各地的特产，以提供丰富的产品阵容。 （5）生产者意识的转变：关注各地区早市、直营店经营中发挥重要作用的老年人和妇女的存在，也从促进当地农业生产、推广家庭园艺的角度出发。应高度重视沿线这些自给农民的潜在生产力。

项目成果

藤田武弘: "大都市近郊産地の出荷・販売対応と卸売市場 細川允史編『現代卸売市場論(日本農業市場学会研究叢書第8号)』" 筑波書房, 未定(印刷中) (1999)

藤田武宏：“大城市附近的生产地区的运输/销售支持和批发市场，细川雅史编辑，“现代批发市场理论（日本农业营销协会研究系列第8号）”筑波书房，TBA（印刷）（1999年） ）

藤田 武弘: "地場流通と卸売市場"財団法人 農林統計協会. 155 (2000)

藤田武宏：《地方流通和批发市场》农林统计协会155（2000）。