植物方言と民俗利用、栽培生態特性から有用植物の伝播過程と保全法を探る

从植物方言、民间用法、栽培生态特点等方面探讨有用植物的繁殖过程和保存方法。

基本信息

批准号：
18K05696
负责人：
徳岡良則
金额：
$ 2.83万
依托单位：
National Agriculture and Food Research Organization
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2018
资助国家：
日本
起止时间：
2018-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

有用植物の歴史的な変遷を探る対象として茨城県における境木の植栽史を、主に近世時代（1600年から1868年まで）の土地紛争記録、19世紀末に描かれた迅速速測図、2011年の境木調査データ地元住民へのインタビューを用いて調査した。これらデータを統合的に分析した。その結果、近世時代の広大な共有地や村の境界における境木は、主に視覚的に目立つ高木であり、通常は松だった。一方、小規模な森林や農地の一部における境界樹としては、より小さな木が植えられていた。カマツカは18世紀中頃から植えられていたようだが、共有林が主に明治時代に割山にされたことで、その植栽が加速したと推察された。現在の農地でのウツギの優勢な利用状況や、葬祭等でのかつての儀式的な利用、関東地方における耕地開発の歴史、関西での古代の境木利用を踏まえると、その原始的な利用は中世または古代までさかのぼる可能性を示唆しています。チャノキとクワの境木は、近世または近代の作物の名残と考えられた。迅速測図や聞き取り調査の結果からはマサキやエノキの境木利用は比較的新しいものと示唆された。これらの結果から時代ごとに異なる樹種利用の歴史が今日の多様な境木樹種の残る畑地景観を形作って来たことが示唆された。今後、この茨城の境木の分析から示唆された結果について、関東、東北全域での野外調査データの収集も進んでいるため、より広域の地域間で比較を進め、有用植物の伝播の過程の検証を進めたい。さらに有用植物の伝播を探る別のアプローチとして方言に着目した分析も進めた。愛媛県の米品種と樹木方言から植物資源の利用文化の分布境界について既往文献のデータを用いて比較したところ、それぞれ異なる地域性をもった方言の利用実態が示された。ただしこの地域性が見られた理由については定量的な分析が行えていないため引き続き検討を進める必要がある。

为了探索有用植物的历史变化，主要使用近代早期（1600年至1868年）的土地冲突记录，在19世纪末绘制的快速速度计量地图以及对2011年边境树调查数据的当地居民进行采访，研究了伊巴拉基县树木的历史。这些数据以整合的方式进行了分析。结果，现代早期的广阔下议院和乡村边界中的边界树木通常是视觉上可见的高树木，通常是松树。另一方面，将较小的树木作为边界树种植在小森林和农田的部分地区。卡马松（Kamatsuka）似乎自18世纪中叶以来就已经种植了，但据估计，在明治时期，种植共享森林的种植主要用作岩石形森林，这加速了种植。鉴于在当前农田上主要使用了串，以前的仪式在葬礼上使用，关东地区的耕地开发史以及在关西地区对边界树的古老使用，它表明其原始使用可能会追溯到中世纪或远古时代。查诺基和桑树之间的边界树被认为是早期现代或现代作物的残留物。快速测量和访谈的结果表明，使用Sasaki和Enoki树是相对较新的。这些结果表明，各个时代之间不同的树种用途的历史塑造了当今各种边界树种的剩余农田景观。将来，从伊巴拉基边境树的分析中提出的结果中还收集了整个关东和东北地区的现场调查数据，因此我们希望继续进行更广泛的区域之间的比较，并验证有用植物的传播过程。此外，我们还进行了针对方言的分析，是探索有用植物传播的另一种方法。当使用先前文献中的数据比较植物资源和培养物的分布边界时，显示了具有不同区域特征的方言的实际用法。但是，尚未对这种区域性质的原因进行定量分析，因此有必要继续考虑原因。

项目成果

期刊论文数量（8）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Diversity and distribution of climbing plants under different anthropogenic disturbance regimes in a forest-orchard mosaic landscape in southwestern Japan

日本西南部森林果园镶嵌景观中不同人为干扰条件下攀援植物的多样性和分布

DOI：
10.1007/s12224-022-09408-z
发表时间：
2022
期刊：
Folia Geobotanica
影响因子：
1.2
作者：
Hiroshi Takahashi;Taiki Kurogoushi;Ryo Shimoyama;Hiroyuki Yoshikawa;Tokuoka Y and Hashigoe K
通讯作者：
Tokuoka Y and Hashigoe K

畑地利用のローカル戦略 - 樹木のある畑地景観のつくり方・つかい方（伊谷樹一編・生態人類学は挑む Session 4 つくる・つかう）

使用农田的当地策略 - 如何创建和使用有树木的农田景观（由 Juichi Itani 编辑，生态人类学挑战第 4 场创建和使用）