精神疾患関連遺伝子から探る現生人類における社会の変化・発展の遺伝的基盤

利用与精神疾病相关的基因探索现代人类社会变革和发展的遗传基础

基本信息

批准号：
19K06866
负责人：
早川敏之
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19K06866/
关键词：
人類進化精神疾患進化医学文化進化精神機能脳社会文化

项目摘要

精神疾患は高度な精神活動にもとづく社会性の障害である。精神疾患の中でも統合失調症や双極性障害は、遺伝リスク因子（発症リスクに関わるSNP）と環境リスク因子（特に社会・文化の変化に起因する心理社会的ストレス）の相互作用により発症リスクが決まる。このため、それら精神疾患の発症リスクに関わるSNPの非リスク型に働く正の自然選択は、心理社会的ストレスへの適応とみられる。そこで本研究では、それら精神疾患の発症リスクに関わる遺伝子座を対象に、非リスク型に働く正の自然選択を示す遺伝子座を同定し、その後それらの進化を調べることから、“社会・文化の変化・発展の遺伝的基盤としての心理社会的ストレスへの適応”を検証する。ST8SIA2遺伝子のプロモーター多型は、プロモーター活性の異なるプロモータータイプを構成し、統合失調症の発症リスクに関わる。プロモータータイプの頻度をもととした集団でのプロモーター活性（population promoter activity；PPA）は、人類の拡散にともなって減少傾向を示している。非リスク型のプロモーター活性がリスク型に比べて低いことから、この減少傾向は、心理社会的ストレスへの適応が人類の拡散にともなって起こっていることを意味する。心理社会的ストレスには、移住による異文化交流ストレスがあり、この拡散（移住）にともなった適応は、先住者との文化交流が生存上有利であったことを示唆し、我々の進化において他者との協調性に選択が働いていることを初めて提示する。さらに、このST8SIA2遺伝子と同様の心理社会的ストレスへの適応を他の遺伝子座においても見出しつつあり、心理社会的ストレスに対するポリジェニック適応がおこっているとみられる。

精神疾病是由高级精神活动引起的一种社会障碍。在精神疾病中，精神分裂症和躁郁症是由遗传危险因素（涉及患病风险的SNP）与环境危险因素（尤其是由社会和文化变化引起的社会心理压力）之间的相互作用来确定的。因此，充当参与患精神疾病风险的非风险SNP的积极自然选择被认为是适应社会心理压力的。因此，这项研究通过鉴定出表现出积极的自然选择的基因座，然后检查其进化，从而研究了“适应社会和文化变化和发展的遗传基础”。 ST8SIA2基因中的启动子多态性构成具有不同启动子活性的启动子类型，并且参与了发展精神分裂症的风险。基于启动子类型的频率的人群中的启动子活性（PPA）显示人类传播的下降。这种下降趋势意味着，随着非风险启动子活性低于风险，适应对社会心理压力的适应性。社会心理压力涉及由迁移引起的跨文化相互作用应力，并且与这种扩散相关的适应性（移民）表明，与土著居民的文化相互作用是生存的优势，并且首次提出选择在我们进化中与其他人的合作作用。此外，对与ST8SIA2基因相似的社会心理压力的适应开始在其他基因座发现，并且很可能会出现对心理压力的多基因适应。

项目成果

期刊论文数量（11）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

通过精神分裂症相关基因 ST8SIA2 探索现代人类对社会心理压力的适应

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
早川敏之;寺原匡弘;藤戸尚子;松永拓己;手島康介;羽根正弥;北島健;佐藤ちひろ;高畑尚之;颯田葉子
通讯作者：
颯田葉子

不完全な正の自然選択を検出する新しい方法について

关于检测不完全正向自然选择的新方法

DOI：
发表时间：
2019
期刊：
影响因子：
0
作者：
颯田葉子;Wanjing Zheng;西山久美子;藤戸尚子;早川敏之;高畑尚之
通讯作者：
高畑尚之

Interaction between genes and social environments in anatomically modern humans

解剖学上的现代人类基因与社会环境之间的相互作用

DOI：
发表时间：
2019
期刊：
影响因子：
0
作者：
菅原大暉;辻大和;Toshiyuki Hayakawa
通讯作者：
Toshiyuki Hayakawa

現生人類における統合失調症への適応

现代人类对精神分裂症的适应

DOI：
发表时间：
2019
期刊：
影响因子：
0
作者：
寺原匡弘;藤戸尚子;手島康介;高畑尚之;颯田葉子;早川敏之
通讯作者：
早川敏之

Adaptive evolution of the ST8SIA2 gene in anatomically modern humans

现代解剖学人类 ST8SIA2 基因的适应性进化

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Naito Takuya;Nakayama Kouji;Takeshima Hirohiko;Hashiguchi Yasuyuki;Akita Tetsuya;Yamasaki Yo Y.;Mishina Tappei;Takeshita Naohiko;Nagano Atsushi J.;Takahashi Hiroshi;辻大和・菅原祐弥・柏木健司・高井正成;Toshiyuki Hayakawa
通讯作者：
Toshiyuki Hayakawa