アンデス文明の形成過程における地域間交流の実相：ワヌコ盆地の編年と遺跡分布から

安第斯文明形成过程中区域间交流的现实：从瓦努科盆地遗址的年代和分布看

基本信息

批准号：
20J14587
负责人：
金崎由布子
金额：
$ 1.34万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-24 至 2022-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20J14587/
关键词：
アンデスアマゾン形成期土器編年ベイズ分析

项目摘要

本研究は、アンデス文明の形成に大きな役割を果たした、山岳アンデス・熱帯アマゾンという異なる環境帯の交流の実相を、その中間に位置するワヌコ盆地の地域動態を通じて明らかにすることをねらいとするものである。ワヌコ盆地の物質文化は、両地域の融合が見られる特異なものとして知られてきたが、基盤となる編年研究の遅れにより、周辺地域との交流関係の詳細な推移や、それと相互に影響する地域の社会動態は明らかにされてこなかった。そこで本研究ではまず、当地域の高精度の地域編年を構築し、それにもとづいて新たに遺跡分布調査を実施することとした。本年度は発掘調査を実施する予定であったが、新型コロナウィルスの世界的な流行により、現地に直接赴きフィールドワークを実施することができなかった。そのため、現地の協力者と連携し、2016-2019 年に実施された調査プロジェクトの資料分析を行なった。まず出土土器の整理・図化を行い、これらのデータと先行研究の報告データをもとにして、詳細な型式学的分析を行なった。また、これと14C年代のベイズ分析による年代解析を組み合わせることにより、精緻な地域編年が構築され、ワヌコ盆地の前二千年紀はこれまでの２時期編年から７時期まで細分された。その結果、ワヌコ盆地における山地と熱帯低地の土器伝統の関係は従来考えられていた以上に複雑であり、在地的変容や複数地域からの異なるタイミングでの外来要素の導入などが複雑にからみ合っているものであることが示された。この成果は、当該分野の研究の新たな基盤となるとともに、文明形成プロセスの初期におけるアンデス・アマゾン間の地域間交流の実相の詳細な解明に向けた大きな一歩となった。

本研究旨在通过位于中部的瓦努科盆地的区域动态，阐明不同环境带、安第斯山脉和热带亚马逊之间相互作用的现实，这在安第斯文明的形成中发挥了重要作用。。这是。瓦努科盆地的物质文化被认为是展示两个地区融合的独特物质文化，但由于基础年代学研究的滞后，很难了解与周边地区交流关系及其相互影响的详细历史。然而，该地区的社会动态尚未明确。因此，在本研究中，我们首先构建了该地区高精度的区域年代学，并在此基础上决定对遗址分布进行新的调查。我们原计划今年进行发掘调查，但由于新冠病毒全球大流行，我们无法直接前往现场进行实地考察。因此，我们与当地合作者合作，对 2016 年至 2019 年进行的研究项目的材料进行了分析。首先，对出土的陶器进行组织和绘制地图，并根据这些数据和先前研究报告的数据进行详细的类型学分析。此外，通过将其与14世纪贝叶斯分析的年代学分析相结合，构建了复杂的区域年代学，并将瓦努科盆地的第二个千年从前两个时期细分为七个时期。因此，瓦努科盆地的山区和热带低地陶器传统之间的关系比以前想象的更加复杂，反映了地理转型和不同时期来自多个地区的外来元素的复杂相互作用。这一结果不仅为该领域的研究提供了新的基础，而且标志着在阐明文明形成过程早期安第斯山脉和亚马逊地区间交流细节方面迈出了重要一步。