統計知覚と記憶・注意機能との相互作用の解明

阐明统计感知与记忆/注意力功能之间的相互作用

基本信息

批准号：
20J20010
负责人：
竹林ひかり
金额：
$ 1.47万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-24 至 2023-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

令和4年度は要約統計情報の知覚と注意との関連を検討した。要約統計情報の知覚とは、観察者が物体群の任意特徴に関して平均などの要約統計量に相当する情報を得ることである。研究目標は、要約統計情報の推定における各項目への重みを求め、推定が項目への注意によって補正されるかを検証することであった。心理物理実験及び統計モデリングから以下の興味深い結果を得た。心理物理実験では、複数の円形刺激を二次元提示し、観察者に円の平均サイズを推定させた。昨年度の実験より条件を増やし、同心円状縞模様6水準（空間周波数0.0625～2 cpd）を設けた。その結果、空間周波数が0.25～0.5 cpdの場合に他の模様条件より相対的に推定値が過小評価されたため、空間周波数に対して推定値はdipper functionになることが新たに明らかになった。次に、1試行中の円形刺激の各々にどの程度重みづけがされていたのかを統計モデルより推定した。その結果、最も大きな円形刺激と中間ランクの大きさの円形刺激への重みが大きいことがわかった。既存の研究では、集合の中で顕著な項目への注意が促進され平均推定がその項目の値へバイアスされることが示されていた。また、近年の先行研究からは、集合の中で平均値に近い値を持つ項目（i.e., 集合の情報として信頼性が高い項目）への注意が促進され、外れ値に近い項目（i.e., 集合の情報として信頼性が低い項目）は過小評価される可能性が示唆されており、これはロバスト平均化と呼ばれていた。これまではこれらの知見が独立に議論されていたが、本研究結果は集合の顕著性及び信頼性に基づくバイアスが同時発生することを示唆するものであった。以上より、本研究は、顕著性および信頼性など複数の尺度から項目への注意が促進され、また刺激の表面模様によっても集合の要約統計情報が補正される可能性を示す結果を得たといえる。

在2022年，我们研究了对摘要统计信息和注意力的感知之间的关系。摘要统计信息的感知是当观察者获得等同于摘要统计量（例如平均值）的信息时，对象组的任何功能。研究目标是在汇总统计数据的估计中确定每个项目的权重，并验证是否通过对项目的注意来纠正估计值。从心理物理实验和统计建模获得以下有趣的结果。在心理物理实验中，在二维上提出了多个圆形刺激，以允许观察者估计平均圆的大小。与去年的实验相比，条件增加了，并设置了六个级别的同心条纹（空间频率：0.0625-2 CPD）。结果，新近揭示的是，当空间频率在0.25至0.5 cpd之间时，估计值比其他模式条件相对低估，因此，空间频率的估计值是俯冲函数。接下来，我们估计一个试验中每个圆形刺激的权重的程度。结果表明，最大的圆形刺激和中等尺寸的圆形刺激的大重量很大。现有的研究表明，集合中的突出项目的关注得到促进，平均估计值偏向该项目的价值。此外，最近的先前研究鼓励关注其值接近集合中平均值的项目（即具有很高可靠性作为集合信息的项目），并建议低估了具有较低可靠性的项目（即，在集合上的信息时可能会低估，因此可能会低估其可靠的物品，这被称为强大的平均值。到目前为止，这些发现已经独立讨论，但是这项研究的结果表明，基于设定的显着性和可靠性的偏见同时发生。从上面可以说，这项研究获得了结果表明，对项目的关注是从可显着性和可靠性等多种措施中促进的，并且该集合的摘要统计信息可以通过刺激的表面模式来纠正。