元素・DNA分析による土坑用途の研究-考古学・人類学・民俗学と自然科学の融合-

通过元素和DNA分析研究土矿的利用 - 考古学、人类学、民俗学和自然科学的融合 -

基本信息

批准号：
21K00989
负责人：
渡邉正巳
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Shimane University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

当初計画に従い、2遺跡5遺構（土坑）を対象にP（リン）、C（炭素）、N（窒素）の元素分析を実施した。このほか、紹介を受けR3年度に試料採取した2遺跡4遺構（土坑)で元素分析を実施した。R4年度には新たに紹介を受けた1遺跡2遺構（土坑）で試料採取を行い、元素分析を実施した。また、学会発表時に「土坑内の堆積物粒度分布と元素の移動・滞留についての検証が必要」との指摘を受け、新たに粒度分析を実施した。また、土坑とは別に、紹介を受けた2遺跡5試料の枕石のほか、3遺跡跡7試料の土器（土器棺、胞衣壺、地鎮具と推定）から試料採取を行った。土器（充填土）は土坑に比べ閉鎖環境が高く、遺骸の痕跡（分解された元素）が残る可能性が高いことから、理論の裏付けに役立つと考えられる。土坑内の分析結果から、仮説どおりのリン濃度とC/Nの分布がほとんどの試料で得られたほか、リン濃度と粒度分布にも関係性が認められた。一方で枕石、土器充填土の分析結果では、リンの高濃度での検出に対し、仮説と反した高いC/N値が得られる事例が認められた。従前の分析結果を踏まえると根が関与すると考えられ、根の付着状況の観察が重要と考えられる。一方、リン分析には分光光度計を用いているが、蛍光X線分析（EDXRF）：標準試料を利用した定量分析結果との比較も実施し、分析方法の簡易化についてのデータも取得した。また、蛍光X線分析（EDXRF）：標準試料を利用した定量分析では、多くの元素を一括して測定できることから、今後、土坑墓、便槽の判定に必要な元素の解明に利用できる。土器充填土に対するDNA分析が進み内容物が明らかになれば、元素分析の結果から内容物（用途）を推定する足がかりとなる可能性が示唆される。

按照原计划，对两处遗址的五个遗迹（土坑）进行了P（磷）、C（碳）、N（氮）元素分析。此外，对R3年引入并采集样品的两个地点的四个遗迹（土坑）进行了元素分析。第4年，从新引进的1处遗址和2处遗迹（土坑）采集样品，进行元素分析。此外，针对学术会议演讲中提出的需要验证沉积物粒径分布以及土坑内元素运动和滞留的建议，我们进行了新的粒径分析。除了土坑之外，我们还从介绍给我们的两个遗址中采集了五个枕石样本，以及来自于中国的七个陶器样本（推测为土制棺材、陶罐和陶器）。三个站点。陶器（填土）是比土坑更封闭的环境，很有可能残留遗迹（分解元素）的痕迹，这被认为有助于支持该理论。从土坑的分析结果来看，不仅大部分样品的磷浓度和C/N分布符合假设，而且还观察到磷浓度和粒径分布之间存在关系。另一方面，在枕石和陶器填充土的分析结果中，当检测到高浓度的磷时，存在获得与假设相反的高C/N值的情况。根据之前的分析结果，认为涉及根，并且观察根附着状态被认为很重要。另一方面，磷分析虽然使用分光光度计，但也通过X射线荧光分析（EDXRF）与使用标准样品的定量分析结果进行了比较，还获得了简化分析方法的数据。此外，X射线荧光分析（EDXRF）：使用标准样品进行定量分析可以一次测量多种元素，因此将来可用于阐明识别土矿坟墓和厕所水箱所需的元素。如果陶器填充土的DNA分析取得进展并揭示其内容物，则表明元素分析的结果可以为估计内容（目的）提供依据。