金融仲介機関のリスク管理とALM

金融中介机构的风险管理和 ALM

基本信息

批准号：
09873011
负责人：
高橋豊治
金额：
$ 1.41万
依托单位：
Takachiho University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
1997
资助国家：
日本
起止时间：
1997 至 1999
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、金融仲介機関のリスク管理手法を金融派生商品取引の実務及び理論展開の中でとらえることで、金融派生商品取引に伴う新たなリスクはもちろんのこと、伝統的取引に潜む複雑なリスクの存在を明らかにし、金融仲介機関の対応の意義を検討することで、金融機関のリスク管理が金融機関の情報生産においてどのような役割を果たしているかを明らかしようとする内容であった。そこでは、Value at Riskに代表される市場リスク管理金利技法は、理論的にも実務的にも大いに展開しており、実際に金融機関ALMとして利用されていること、信用リスク管理方法としてオプション・プライシング理論を取り入れた考え方については、急速な理論的進展が見られるが、現状では実務での利用はまだ緒についたばかりであることなどが明らかにされた。しかも、特に地域金融機関に対するヒアリングを進める中で明らかになった点は、銀行のALM活動成果は、貸出審査活動には十分還元されておらず、金融機関の情報生産機能を高めるにいたっていないことである。特に、理論面では、審査活動で想定されるようないわゆるクレジット・スコアリングと、ALM活動で一部取り込まれている信用リスク計量化との間の関連性が必ずしも十分でないことが、今後の研究課題として取り上げるべき点であることが明らかにされた。一方で、国債流通市場のLIBORスプレッドの計測を行なったことにより、社債流通市場でのLIBORスプレットが単純に信用リスクの違いによるものではないことが明らかになった。この点をさらに進めて考えると、オプション・プライシング技法を活用した社債データからの信用リスク量推計手法だけでは、十分な目的達成ができないことが示唆されていると見ることができよう。

本研究在金融衍生品交易的实践和理论发展的背景下审视金融中介机构的风险管理方法，旨在解决不仅与金融衍生品交易相关的新风险，而且还旨在解决传统交易中隐藏的复杂风险。本文旨在通过厘清金融机构的存在以及考察金融中介机构反应的意义来阐明金融机构风险管理在金融机构信息生产中所扮演的角色。其中，以风险价值为代表的市场风险管理利率技术在理论和实践上都得到了广泛的发展，并在金融机构资产负债管理、期权和期权等信用风险管理方法中得到了实际应用。定价理论思想的理论进展迅速，目前，实际应用仍处于起步阶段。而且，特别是在对地方金融机构的访谈中，我们发现银行ALM活动的成果并没有充分体现在贷款筛选活动中，并没有提高金融机构的信息生产功能。特别是，从理论角度来看，未来的研究将揭示，在筛选活动中假设的所谓信用评分与部分纳入ALM活动的信用风险量化之间的关系并不一定充分。显然，这是应该作为一个问题来对待的一点。另一方面，通过衡量政府债券市场的LIBOR利差，可以清楚地看出，公司债券市场的LIBOR利差不仅仅是由于信用风险的差异造成的。进一步来看，可以看出，仅利用期权定价技术从公司债券数据估算信用风险量的方法不足以实现目标。