肺がん背景肺に潜むゲノム・エピゲノム異常の徹底的マッピングによる発がん機序の解明

肺癌的背景通过彻底绘制隐藏在肺部的基因组和表观基因组异常来阐明致癌机制

基本信息

批准号：
22K06935
负责人：
谷野美智枝
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Asahikawa Medical College
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

特発性肺線維症(Idiopathic Pulmonary Fibrosis, IPF)の患者では肺癌の発生率が高く、IPFを伴わない肺癌と比べて予後が有意に不良である。IPF合併肺癌のなかで最多の組織型である扁平上皮癌症例を対象とし、組織標本を用いて形態学的評価（過形成、異形成、上皮内癌、浸潤癌）及び免疫組織化学染色を行った。IPFを伴う肺扁平上皮癌5症例および、IPFを伴わず肺気腫やIPF以外の間質性肺炎を伴う肺扁平上皮癌18症例を解析対象として選定した。また、肺癌の診断または予後のマーカーとして有用性が報告されているメチル化解析のターゲット遺伝子を文献から検索し、そのなかから免疫組織化学染色の抗体が確立しているCDH13、CDKN2A、RASSF1を選定した。それらの免疫組織化学染色条件を検討し、対象症例において腫瘍部・非腫瘍部を含む代表的な箇所で免疫組織化学染色を実施した。多くはCDH13が発現し、CDKN2A・RASSF1の発現は消失していたが、一部の症例では異なる発現パターンを示した。エピゲノム解析手法の検証として、ヒト肺原発扁平上皮癌の細胞株であるEBC-1を培養してDNAを抽出し、メチル化の定量解析実験を行った。バイサルファイト処理したDNAからリアルタイムPCRによる定量解析の系を立ち上げている。臨床検体は、免疫組織化学染色を実施した腫瘍部および腫瘍周囲の非腫瘍部や、腫瘍から離れた背景肺からDNAを抽出した。確立した測定系を用いて、臨床サンプルにおけるメチル化の定量解析を実施し、免疫組織化学染色結果との検討、臨床因子との比較検討を行っている。

特发性肺纤维化（IPF）患者肺癌发病率较高，且预后明显比无IPF的肺癌差。使用鳞状细胞癌病例的组织标本进行形态学评估（增生、不典型增生、原位癌、浸润性癌）和免疫组织化学染色，鳞状细胞癌是与 IPF 相关的肺癌中最常见的组织学类型。选择5例伴IPF的肺鳞癌和18例不伴IPF的肺鳞癌伴IPF以外的肺气肿或间质性肺炎进行分析。我们还检索了文献中已报道可用作肺癌诊断或预后标志物的甲基化分析靶基因，并选择了已建立免疫组织化学染色抗体的CDH13、CDKN2A和RASSF1。我们检查了这些免疫组织化学染色条件，并在目标病例的代表性位置（包括肿瘤和非肿瘤区域）进行了免疫组织化学染色。大多数病例CDH13表达，CDKN2A/RASSF1表达消失，但部分病例表现出不同的表达模式。为了验证表观基因组分析方法，我们培养原发性人肺鳞癌细胞系EBC-1，提取DNA，并进行定量甲基化分析实验。我们正在推出一种定量分析系统，使用亚硫酸氢盐处理过的 DNA 进行实时 PCR。对于临床标本，从肿瘤区域和肿瘤周围的非肿瘤区域以及远离肿瘤的背景肺中提取DNA并进行免疫组织化学染色。利用已建立的测量系统，我们正在对临床样本中的甲基化进行定量分析，与免疫组化染色结果进行比较，并与临床因素进行比较。