19世紀フランスにおける河川交通と商業地の形成に関する史的研究

19世纪法国河运与商业区形成的历史研究

基本信息

批准号：
22K01605
负责人：
東出加奈子
金额：
$ 1.91万
依托单位：
Osaka Seikei University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

本研究は、19世紀フランスにおける河川交通の発展により、新たに形成されるパリの商業地について考察することを目的としている。2022年度は、パリの都市計画を通してセーヌ河のベルシー港に倉庫が建設された過程を明らかにするうえで、関連する先行研究の調査、夏季にフランス国立文書館とパリ市歴史図書館に赴きベルシーに関する史料の閲覧を行う計画であった。しかし、新型コロナウイルス（COVID-19）の状況から、年度末の3月に渡仏し史料調査を実施した。そこで、渡仏までの期間は、先だって収集していた史料の分析を行い、インターネットで閲覧可能なフランス国立図書館のサイトを利用して研究を進めた。これまでの調査から、ベルシーが郊外からパリ市に併合されることになった1860年までの歴史をたどり、それまで独立したコミューン（市）としてどのような特徴をもつ地域であったのか分析を進めるうえで、行政組織や議員の名簿を入手することができた。パリにおける倉庫の必要性を明らかにする手掛かりとともに、ベルシーにぶどう酒の倉庫が建設されるまでの議論をまとめた成果は、10月に「水と都市」研究会において「近代パリの河川港における物流と都市形成」のテーマとして、そして1月には、関西フランス史研究会で「19世紀パリ拡張における河川港と商業地形成」のテーマで報告を行い、有益な示唆を得ることができた。また、研究報告要旨に成果をまとめ発表した。郊外がパリに併合される地域については都市史の観点からいくつかの研究があるが、交通網に関わる商業地に焦点をあてた研究は見られないことから、本研究において一次史料の調査に重点を置き考察を深めていく。

本研究的目的是考察19世纪法国因河运发展而形成的巴黎新商业区。 2022财年，我们将调查相关的前期研究，以阐明巴黎城市规划中在塞纳河畔贝西港建造仓库的过程，夏季我们将参观法国国家档案馆和法国图书馆Histories de la Ville de Paris 了解贝尔西的计划是浏览历史资料。但由于新型冠状病毒（COVID-19）的情况，他于3月份财年末前往法国进行史料研究。因此，在去法国之前的一段时间里，他利用互联网上的法国国家图书馆网站，对之前收集的历史资料进行了分析和研究。根据之前的研究，我们追溯了贝尔西从其郊区到1860年并入巴黎市的历史，并分析了该地区在此之前作为一个独立公社（城市）的特征。能够获得行政组织和国会议员的名单。十月份在“水与城市”研究小组上提出了在贝尔西建造葡萄酒仓库的讨论结果，以及揭示了巴黎需要仓库的线索。一月份，我做了一份报告。参加了关西法国历史研究会，主题为“19世纪巴黎扩张中的河港与商业用地”，并收到了有益的建议。此外，对研究结果进行了总结并呈现在研究报告摘要中。尽管从城市史的角度对巴黎郊区并入的地区进行了一些研究，但还没有针对与交通网络相关的商业区的研究，因此本研究侧重于主要历史资料的集中和深化考虑。。