「アフリカの角」地域をめぐる国際関係の変容と地域秩序の動態

非洲之角地区国际关系变化与地区秩序动态

基本信息

批准号：
22K01370
负责人：
遠藤貢
金额：
$ 2.58万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K01370/
关键词：
アフリカの角崩壊国家国際秩序港湾をめぐる政治連結性

项目摘要

本研究は、申請者がこれまで実施してきた「崩壊国家」ソマリアを中心とした北東アフリカ地域の国内政治と国際関係の近年加速化する変容を、広域の「アフリカの角」（Greater Horn of Africa）における国際関係の再編過程としてとらえ、その地域秩序の動態を検討することに焦点を当てるものである。初年度は、「薄い覇権」として特徴付けられる地域としての「アフリカの角」を設定し、過去30年間の時間軸に沿う形でのこの地域をめぐる関係性のダイナミズムとその変遷を俯瞰した。ここでは「アフリカの角」地域の域内に関わる動きに加え、紅海を挟んだ湾岸諸国や中東国際関係と連動する動き、さらには、中国、アメリカといった「グローバル・パワー」との関係などについて検討を行う作業を行った。「アフリカの角」という地域は、グローバルなレベルにおける国際秩序を考えた場合に、覇権が十分には浸透しておらず、それ故に自由主義的な国際秩序の実現がより難しいと特徴付けられているグローバルな文脈におけるインド・太平洋という地域枠組の一部としてとらえる視座を参照しながら、再検討を試みた。その際、基本的には「冷戦後」とされる約30年にわたる時間軸に沿って検討を行った。こうした検討を通じ、「アフリカの角」地域の安定化に資する何らかの対応可能性があるとすれば、「薄い覇権」に代わるアメリカや中国も含む多国間の何らかの共同枠組みの構築ということになる可能性が提示された。逆に言えば、「アフリカの角」の不安定化の継続は、国際秩序そのものの不安定化を暗に映し出す世界の鏡にもなるという含意を提示した。

申请人迄今为止进行的这项研究，重点关注东北非地区近期加速的国内政治和国际关系转型，以大非洲之角的“失败国家”索马里为中心。考察区域秩序的动态。第一年，我们将“非洲之角”定位为“薄霸”地区，鸟瞰该地区关系动态及其30年来的变化。在这里，除了与非洲之角地区有关的动向外，我们还将探讨与红海对面的海湾国家有关的动向和中东的国际关系，以及与中国、日本等“全球大国”的关系。我做了我应该做的工作。在全球层面考虑国际秩序时，非洲之角被认为是霸权尚未完全渗透的地区，因此实现自由国际秩序的难度更大。我们试图从全球的角度重新考虑这一点。印度-太平洋地区是当前全球背景下区域框架的一部分。当时的研究基本上是沿着大约30年的时间轴进行的，这被认为是“后冷战”时期。通过这些考虑，如果有某种可能的应对措施有助于非洲之角地区的稳定，那么很可能就是构建某种多边联合框架，包括美国和中国，以维护非洲之角地区的稳定。取代“瘦霸”的出现。相反，非洲之角持续不稳定意味着它成为世界的一面镜子，隐含地反映了国际秩序本身的不稳定。