舞台芸術における「あいだ」の諸相と可能性 ―2010年以降のオペラ／音楽劇を例に

表演艺术中“之间”的面貌与可能性——以2010年以来的歌剧/音乐剧为例

• 批准号: 22K00150
• 负责人: 北川 千香子
• 金额: $ 2.66万
• 依托单位: Keio University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2026-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K00150/
• 关键词: 現代オペラ／音楽劇; 沈黙; 静寂; 不在性; あいだ; カイヤ・サーリアホ; 細川俊夫; リヒャルト・ワーグナー; 現代オペラ; 空間; 時間; 越境文化演劇

４年計画の初年度にあたる2022年は、2010年代以降のオペラ／音楽劇の動向を最近の学術論文や劇評に基づいて調査するとともに、「あいだ」とそれに類する様々な美的現象について文献を通して考察することに専念した。具体的な実績は以下の通りである。・具体的な作品分析の前提となる理論的基盤の構築に重点を置き、「あいだ」の美学に関する複数の文献を調査した。・本研究の分析軸である「あいだ」の一つの表象として沈黙や不在性に着目し、本研究で扱う21世紀のオペラ／音楽劇作品の分析を行う際の前提として、広くオペラ史における沈黙や不在性について考察を行い、その成果を論文２本と講演１本を通じて発表した。・2023年度にリスボンで開催される国際会議（5th Transnational Opera Studies Conference）での口頭発表を申請し、採択された。この発表では、カイヤ・サーリアホの《余韻 Only the sound remains》および細川俊夫の《松風 Matsukaze》を取り上げ、能を題材とする現代オペラが開く新しい地平を「あいだ」の美学という分析視角から考察する。2022年度は主にサーリアホの作品についての先行研究を調査するとともに、映像資料を分析した。・2025年7月にグラーツで開催される国際ゲルマニスティク協会の国際会議での口頭発表を申請し、採択が内定している。本発表では、細川俊夫の《海、静かな海 Stilles Meer》を考察対象とする。2022年度は本作品における「あいだ」の表象を主に映像資料をもとに分析し、発表準備を進めた。

2022年，即四年计划的第一年，我们将根据最近的学术论文和戏剧评论来调查2010年代以来歌剧/音乐剧的趋势，并通过文献来思考“阿依达”和各种类似的审美现象我全身心投入于此。具体成果如下。・我们着眼于构建作为作品具体分析前提的理论基础，并调查了有关“之间”美学的多种文献。・以沉默与缺席作为“之间”的一种表征，作为本研究的分析轴，我们将广泛关注歌剧史上的沉默与缺席，作为分析21世纪歌剧/音乐剧作品的前提他对缺勤的本质进行了研究，并通过两篇论文和一场演讲展示了他的研究结果。・我申请了2023年在里斯本举行的国际会议（第五届跨国歌剧研究会议）上的口头报告，并被接受。本次演讲将以萨里亚霍海亚的《唯有声音》和细川俊夫的《松风》为中心，从“之间”的美学分析角度审视能剧题材的现代歌剧所开启的新视野。 2022年，我们主要调查了前期对萨里亚霍作品的研究，并对视频资料进行了分析。・我们已申请在2025年7月于格拉茨举行的国际日耳曼语协会国际会议上进行口头报告，并已决定入选。在本次演讲中，将考虑细川俊雄的《海，寂静的海 Stilles Meer》。 2022年，我们主要以视频素材为基础，分析了这部作品中“之间”的表征，并做好了呈现的准备。

项目成果

ワーグナー作品におけるジェンダーとその変容－ヒロインたちの犠牲と復権ー

瓦格纳作品中的性别及其转变：女主人公的牺牲与复兴

• 发表时间: 2023
• 作者: 北川千香子

ワーグナー作品における不在性の諸相―《トリスタンとイゾルデ》を中心に

瓦格纳作品中的缺席：以《特里斯坦与伊索尔德》为中心

• 发表时间: 2023
• 作者: 北川千香子

救済の表象不可能性？ーワーグナーの《さまよえるオランダ人》の幕切れについての一考察

救恩的不可再现性？

• 发表时间: 2023
• 作者: 北川千香子