近代日本における貸本文化の基礎的研究

近代日本借书文化基础研究

• 批准号: 22J00070
• 负责人: 松永 瑠成
• 金额: $ 2.83万
• 依托单位: National Institute of Japanese Literature
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-22 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22J00070/
• 关键词: 貸本屋; 貸本文化; 貸本印; 蔵書印; 書籍流通; 読書

本年度は、まず大阪府立中之島図書館・湯本豪一記念日本妖怪博物館（三次もののけミュージアム）・もりおか歴史文化館・群馬県立文書館で調査をおこなった。主な調査対象は、各機関が所蔵する講談本である。講談本は、明治・大正期の貸本屋の主力商品であったため、なかには貸本印や貸本屋による摺物を有するものがみられる。調査では、講談本の基本的な書誌情報に加えて、そうした貸本印や摺物に関する情報を収集した。また、講談本のみならず、貸本屋あるいは貸本屋を利用した人々が残した手控え類の調査もあわせて進めた。次に、明治末年に営業していた貸本屋の営業文書（個人蔵）の翻刻および分析をおこなった。当該文書は全4冊からなり、丁数はあわせて732丁にも及ぶ。その内容は、貸本屋が書籍を貸し出した日付や書籍の書名のほか、貸本利用者の居住地や姓名などである。このうち書名は、「コイノザンサツ」「伯シヤク夫人」「村ヰ長アン」といったように省略されていることから、それぞれいつ、どの版元から出版された書籍であるかを特定する必要がある。種々の資料に拠りながら、可能な限りそうした書籍を特定しつつ、本年度は4冊のうち1冊分の翻刻を完了した。そして、上記の調査や翻刻および分析とともに、古書市場に出回る明治・大正期の貸本屋が旧蔵していた書籍（貸本屋旧蔵書）の収集を進めた。以上のような調査・営業文書の翻刻および分析・貸本屋旧蔵書の収集により、明治・大正期の貸本屋がいつ、だれに、どのような書籍を貸し出していたか、というデータを集積することができた。

今年，我们首先在大阪府立中之岛图书馆、汤本刚一纪念馆（三好幽灵博物馆）、盛冈历史文化博物馆、群马县立档案馆等进行了调查。调查的主要对象是各机构持有的故事书。讲谈文书籍是明治、大正时期租赁书店的主要商品，因此有些书籍上贴有租赁书店印制的租赁书邮票或折物。除了讲丹书的基本书目信息外，调查还收集了有关租赁图书邮票和折物的信息。除了讲谈书之外，我们还调查了图书租赁店和使用租赁书店的人留下的笔记。接下来，我对明治末期一家出租书店的商业文件（私人收藏）进行了转录和分析。该文件共四卷，共732页。内容包括图书租赁店借出图书的日期、图书名称、图书租赁用户的居住地和姓氏等。这些书的书名都是缩写的，例如《恋之山集》、《白尺夫人》和《村一长庵》，因此有必要确定每本书的出版时间和出版商。今年，我们依靠各种材料，尽可能地识别此类书籍，完成了四本书中的一本的转录。除了上述的研究、转录和分析之外，我们还收集了旧书市场上出售的明治和大正时代租赁书店拥有的书籍（旧租赁书店的藏书） 。通过上述对业务文件的研究、抄录和分析，以及租赁书店以往藏书的收集，可以积累明治、大正时期租赁书店向谁、何时借出何种书籍的数据。我能够做到。