土方巽の暗黒舞踏における「東北」ーパースの記号論的観点に即してー

土方辰巳《安国舞踏》中的“东北”——基于皮尔士的符号学视角——

• 批准号: 17J08239
• 负责人: 李 裁仁
• 金额: $ 1.22万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2017
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2017-04-26 至 2019-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17J08239/
• 关键词: 土方巽; 暗黒舞踏; 舞踊; 前衛舞踊; 東北; 記号学; 舞踏; ダンス; 身体; 表現; 芸術

本研究は、日本の前衛的ダンスとして知られる「暗黒舞踏」（以下「舞踏」）の創始者である土方巽（1928-86） を取り上げ、従来別個に論じられてきた彼の舞踏作品と言説を架橋することにより、土方の舞踏論の一貫的理解を目指すものである。土方は単に作品創作へ精魂を注ぐに留まらず、自らの身体に関する絶えざる探求に基づく様々な言説を残しており、この点で彼は従来の日本の踊り手とは異なる特異な地位を占める。こうした探求の結果として1950年代に創始された舞踏は、その動き・姿勢・舞台演出等の独創性により、海外でも「日本的」「オリエンタリズム」といった語のもとに注目されてきた。本研究はこのような「日本的」あるいは「東北的」とされてきた舞踏の身振りを一つの記号として理解し、後期舞踏作品における「東北」の持つ様々な意味をパースの記号論に基づき分類して捉え直すことを通じて、舞踏作品と土方自身の言説を架橋する新しい解釈の枠組みを提示することを試みるものであった。そのためには以下の三つの作業を行った。１　記号現象に関するパースの理論の基礎的な枠組みと、そこで中心的な意味を持つ記号類型、すなわち記号とその対象との関係を分類する「類似記号」「指標記号」「象徴記号」の概念の舞踏解釈上の妥当性を検討する。２　「東北」をめぐる従来の議論、土方の書き残した著書や講演記録、当時の公演映像などを検討することで、舞踏作品に見られる「東北」を「類似」「指標」「象徴」の三つの観点からそれぞれ記述する。３　パースの理論体系における三つの記号類型の相互関係に基づき、「類似」「指標」「象徴」の観点に基づいて記述された三つの「東北」が持ち得る様々な意味の相互関係を明らかにする。以上の作業の成果を、韓国の舞踊芸術学会と演劇会誌に投稿し、それらに基づき、博士論文を執筆した。

本研究以日本前卫舞蹈“安国舞踏”（以下简称“舞踏”）的创始人土方辰巳（1928-86）为中心，考察他的舞蹈作品和话语，通过将两者联系起来，我们的目的是获得对土方舞踏理论的一致理解。土方不仅是全身心地投入到作品中，他还基于对自身身体的不断探索，留下了各种各样的表述，在这方面他占据了有别于日本传统舞者的独特地位。由于这些追求而在 20 世纪 50 年代诞生的舞踏，由于其动作、姿势和舞台方向的独创性，在“日本风格”和“东方主义”等术语下受到海外关注。本研究旨在了解这些被视为“日本”或“东北式”符号的舞踏手势，并根据皮尔士的符号学对晚期舞踏作品中“东北”的各种含义进行分类。试图提出一个新的解释框架，将舞踏作品和土方自己的话语联系起来。为此，我们做了以下三项工作。 1.皮尔士符号现象理论的基本框架和其中具有中心意义的符号类型，即对符号与其对象之间的关系进行分类的“相似符号”、“指示符号”和“象征符号”等概念. 检查舞蹈解释的有效性。 2. 通过考察围绕“东北”的传统讨论、土方的著作和演讲记录以及当时的表演视频，我们可以将舞踏作品中的“东北”定义为三类：“相似性”、“指标”和“相似性”。 “符号”将从两个角度进行描述。 3. 根据皮尔士理论体系中三种象征类型的相互关系，阐明基于“相似性”、“指示符”和“象征性”视角所描述的三个“东北”地区所具有的各种含义之间的相互关系。 做。我将上述工作的结果提交给韩国舞蹈艺术协会和戏剧协会的期刊，并在此基础上写了一篇博士论文。