1930年代の日本における文学、モダニズム、宗教の関係──坂口安吾を中心に──
20世纪30年代日本文学、现代主义和宗教之间的关系——以坂口安吾为中心——
基本信息
- 批准号:16J00358
- 负责人:
- 金额:$ 0.58万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
- 财政年份:2016
- 资助国家:日本
- 起止时间:2016-04-22 至 2019-03-31
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
前年度の成果を引き受けつつ、1930年代後半を主な研究対象とした。まずは、坂口安吾が初めて完成させた長編小説である『吹雪物語』(1938年7月、竹村書房)と、その原案である未完の「母を殺した少年」(『作品』第7巻第9号、1936年9月)について、当時日本の文壇に見られた故郷観や、転向者による帰農の物語と比較するとともに、同時期に流行していたジイドやドストエフスキーなど外国作家の影響、太宰治の小説の文体などとも比較検討することで、当時の日本文学との関係について考察した。そのさい、作品の舞台であるとともに安吾の故郷でもある新潟にて地理的な関係などの調査を行った。次に、安吾が『吹雪物語』の後に「説話もの」「歴史もの」という、〈現在〉のように変化しつつある過程を扱うのではなく、〈過去〉という完結した時を題材にして書きはじめている要因について、戦争や日本回帰の流れも考慮に入れつつ、当時の安吾のジャンル意識を検討することから明らかにした。そのさい、「説話もの」にはファルス的要素がしばしば見られることや、発表雑誌である『文体』が文芸誌ではなかったことなどに着目した。また、「歴史もの」の第一作目である「イノチガケ」(『文学界』第7巻第7号、9号、1940年7月、9月)について、この作品で初めて神という無限、完全、絶対の存在が顕在的なテーマとして選ばれた意味を、戦時色が濃くなっていた時期に書かれていることから検討するとともに、初期から一貫する安吾自身の「決定的な不可能生へのあらがい」というテーマとの関連から捉えた。その結果、「イノチガケ」が後の「真珠」(『文芸』第10巻第6号、1942年6月)へとつながるものであることが浮かび上がってきた。
在前一年成果的基础上,我们将研究重点放在了 20 世纪 30 年代后半叶。首先,我们来看看坂口安吾第一部完成的长篇小说《吹雪物语》(1938年7月,竹村书房),以及它的原稿,未完成的《杀死母亲的男孩》(《作品》) 》第 7 卷,第 9 卷,1936 年 9 月),在当时的日本文学界出现。除了比较人们对故土的看法和皈依农耕的故事外,我们还比较了同时代流行的纪德、陀思妥耶夫斯基等外国作家的影响,以及太宰治小说的写作风格。我们考虑了之间的关系当时我们在新泻进行了地理关系的研究,新泻是作品的背景,也是安吾的故乡。接下来,在写完《吹雪物语》之后,安吾写的是一个被称为“过去”的完整时间,而不是通过称之为“寓言故事”来处理“现在”的变化过程。通过考察安吾当时的流派意识,同时考虑到战争和返回日本,这一发展背后的因素得到了澄清。当时我关注的是《Sekwamono》中经常出现类似阴茎的元素,而且出版杂志《Buntai》不是文学杂志。另外,关于“历史作品”的第一部作品《井之计》(《文学会》第7卷、第7号、第9号,1940年7月和9月),本作品是首先将上帝的概念描述为无限的、完整的、绝对存在的主题是显而易见的。除了探讨这个选择的意义之外,因为它是在战争加剧的时期写下的,我们还将讨论与安吾自己的主题“向不可能的生活进行坚决的斗争”的关系,该主题一直与安吾的作品相一致。开始捕获。结果,很明显“Inochigake”与后来的“Shinju”有联系(文艺,第10卷,第6期,1942年6月)。
项目成果
期刊论文数量(0)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
坂口安吾の戦後作品の身体に見る〈主体のゆらぎ〉:『白痴』『魔の退屈』『戦争と一人の女』を中心に」
坂口安吾战后作品的主体中所见的“主观性的波动”:聚焦于《白痴》、《魔鬼的无聊》和《战争与女人》。
- DOI:
- 发表时间:2019
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:狩俣真奈
- 通讯作者:狩俣真奈
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