１９世紀アメリカ小説における奴隷制廃止論とインディアン問題――トウェインを中心に

19世纪美国小说中的废奴主义和印第安问题：以吐温为中心

基本信息

批准号：
15J10240
负责人：
杉村篤志
金额：
$ 0.58万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2015
资助国家：
日本
起止时间：
2015-04-24 至 2017-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は主に、マーク・トウェイン中後期作品における米南部・奴隷制表象ならびに先住民表象について研究を行った。学会活動については、日本アメリカ文学会関西支部にて、研究発表「『大昔の怨み』をめぐって――Mark Twain, “The Facts Concerning the Recent Carnival of Crime in Connecticut”における自伝的構築の諸相とダコタ戦争1862」を行った。同発表では、自伝的語り手と嗜虐的「小人」として顕在化したその「良心」の相克を主題化する同作品における奴隷制表象ならびに先住民戦争への黙説的言及について検討した。また、日本マーク・トウェイン協会発行『マーク・トウェイン――研究と批評』16号（2017）に論文翻訳、メアリー・A・ナイトン「トウェイン『ジャンヌ・ダルクについての個人的回想』に秘められた＜声＞に耳をそばだてること」が掲載された。米国にて在外研究を開始し、現在に至るまで、カリフォルニア大学バークレー校Mark Twain Project客員研究員として文献調査研究を行っている（招聘スポンサー: Robert H. Hirst博士）。今夏はニューヨーク州エルマイラ大学にて開催される第8回国際マーク・トウェイン学会（隔4年開催）にて研究発表を行う。発表プロポーザルは2017年3月、Center for Mark Twain Studies学会開催コミッティによって採択された。また同月、米国ITO Foundation USA FUTI Scholarship Award 2017およびRenne B. Fisher Foundation Grant Awardを授与された。

今年主要研究马克·吐温中后期作品中对美国南方、奴隶制、原住民的再现。在学术活动方面，我在日美文学会关西分会做了题为“论‘古老的怨恨’——马克·吐温自传构建的各个方面”、“关于康涅狄格州最近犯罪狂欢的事实”和1862 年的达科他战争”。演讲审视了作品中对奴隶制的描述，重点关注自传叙述者和他表现为虐待狂“侏儒”的“良心”之间的冲突，以及它对土著战争的隐含提及。另外，我翻译了日本马克吐温学会出版的《马克吐温：研究与批评》第16期（2017年）中的文章，玛丽A.《侧耳倾听>》已发表。他在美国开始了海外研究，并作为加州大学伯克利分校马克·吐温项目的客座研究员（邀请资助者：罗伯特·H·赫斯特博士）进行文献研究。今年夏天，他将在纽约埃尔迈拉学院举行的第八届国际马克·吐温学会会议（每四年举行一次）上展示他的研究成果。该演示提案于 2017 年 3 月被马克·吐温研究中心会议委员会通过。同月，获得2017年ITO基金会美国FUTI奖学金和Renne B. Fisher基金会资助奖。