西欧初期近代における自然探求と「宗教」－Ｆ・ベイコンを中心に－

近代早期西欧的自然探索与“宗教”——聚焦 F. 培根——

基本信息

批准号：
14J10589
负责人：
下野葉月
金额：
$ 0.7万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2014
资助国家：
日本
起止时间：
2014-04-25 至 2018-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

平成29年度は4月からの4ヶ月のみが対象期間であったが、それ以前になされた研究が論文として刊行され、また学会でも発表された。また、当該期間に継続してなされた研究は論文としてまとめられ、2018年初頭に学術書におさめられ刊行された。具体的な業績は以下の通りである。論文「フランシス・ベイコンと改革の精神」東京大学宗教学年報XXXIV 2016 (2017年4月刊行）学会発表「フランシス・ベイコンと改革の精神～宗教改革と近代～」日本宗教学会第76回大会　（2017年9月）出版物（論文）"Scientific Selves and Pluripotent Cells in South Korea and Japan" in Global Perspectives on Stem Cell Technologies (Palgrave Mcmillan, 2018)フランシス・ベイコンの思想は自然科学との関係が強調されがちであるが、「宗教」との関係に着目することによって、より忠実に彼の思想が物語る西欧独特の思想潮流や伝統を汲み取ることができたと考える。ベイコンの思想は、17世紀以降に西欧において興隆した「自然科学」の発展に寄与したと認められている。本研究を通して、彼によって編み出された自然探求に関する思想は、宗教改革を経た世界においてこそ育まれたものであることが明らかになった。彼の思想が後世においても広く受け入れられた理由の一つに、「希望」への訴えがある。この「希望」への固執がいかに育まれたかについて、平成29年度は研究を進めた。この研究については平成30年度に発表される予定である。

2017财年的目标期限仅为从4月开始的四个月，但在此之前进行的研究已以论文形式发表并在学术会议上发表。此外，这一时期持续的研究被整理成一篇论文，并于2018年初以学术书籍形式发表。具体成果如下。论文：“弗朗西斯·培根与改革精神”，东京大学宗教年度报告 XXXIV 2016（2017 年 4 月出版）学术演讲，“弗朗西斯·培根与改革精神：宗教改革与现代性”，日本社会学会第 76 届会议宗教研究（2017年9月）发表（论文）“韩国和日本的科学自我和多能细胞”，干细胞技术全球展望（帕尔格雷夫）（Mcmillan，2018）弗朗西斯·培根的思想倾向于强调其与自然科学的关系，但通过关注其与“宗教”的关系，我们可以更忠实地理解他的思想所揭示的独特的西方思想趋势和传统。了解这一点。培根的思想被认为对 17 世纪以来在西欧蓬勃发展的“自然科学”的发展做出了贡献。通过这项研究，我们可以清楚地看出，他关于探索自然的想法是在一个经历过宗教改革的世界中孕育的。他的思想之所以被后世广泛接受的原因之一就是因为他对“希望”的诉求。 2017年度，我们对如何培养这种“希望”进行了研究。这项研究计划于 2018 年发表。