東アジアの近代形成期における「伝記史」研究：史学史と「歴史の物語理論」の視角から

东亚现代性形成时期的“传记史”研究——基于史学史与“历史叙事论”的视角

基本信息

批准号：
13J40018
负责人：
森岡優紀
金额：
$ 1.58万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2014
资助国家：
日本
起止时间：
2014-04-25 至 2017-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13J40018/
关键词：
伝記近代的伝記東アジア

项目摘要

本研究の目的は「伝記史」という角度から、東アジアの近代的伝記の形成過程を解明することにある。2016年度は、以下の課題を重点的に考察した。まず日本の明治初期において、どのような西洋の伝記が翻訳されたのか。次にこれらの伝記がどのような底本から翻訳されていたのか。最後に、明治初期から明治二十年代までに、どのような西洋伝記が日本の近代的伝記の成立に影響を与えたか。以上の課題を考察するために、まず明治期に翻訳された西洋伝記の一覧表を作成し、明治初年、明治十年代、明治二十年代における伝記の変遷を辿った。明治二十年代までは、現在の伝記に見られるような近代的伝記は成立していない。明治二十年代までの西洋伝記の翻訳は、二種類存在していた。一つの種類は、漢文訓読文での歴史の一種とみなしての翻訳。これらの翻訳は漢学の素養のある知識人層に読まれた。もう一種類は、江戸時代の戯作、草双紙や読本の形式を借用して翻訳。これらは庶民に読まれた。2016年の夏休みを利用してワシントン大学へ行き、これらの伝記の英語で書かれた翻訳の原典、研究論文等の関連資料を収集した。2016年11月に、東アジア歴史フォーラムに参加した。このフォーラムでは、日本、中国、台湾、韓国の研究者が集まり、大学における人文学研究について論じた。少子化に伴い、日本の大学では人文学の教員が削減される等の事態が起きている。これに対して、人文系の研究者はどのように対処するべきかについて、各国の研究者が各国の状況に即して報告をした。日本だけの状況ではなく、他国の状況を知ることによって、それぞれの国が抱える問題が浮き彫りとなり、非常に有意義な議論を展開した。

本研究的目的是从“传记史”的角度阐明东亚现代传记的形成过程。 2016年，我们重点关注以下问题。第一，日本明治初期翻译了哪些西方传记？其次，这些传记是由哪些基础文本翻译而来的？最后，从明治初期到1880年代，什么样的西方传记影响了日本现代传记的建立？为了考虑上述问题，我首先制作了一份明治时期翻译的西方传记清单，并追溯了明治元年、明治100年代和明治20年代传记的变化。时代。直到 1890 年代，像今天这样的现代传记才得以建立。直到1890年代，西方传记的翻译有两种类型。一种类型是翻译，在 Kanbun Kundoku 文本中被视为一种历史类型。这些译本的读者是有国学背景的知识分子。另一种是借用江户时代的戏剧、草藏、读本格式的翻译。这些都是老百姓读的。 2016年暑假，我去华盛顿大学收集了这些传记、研究论文和其他相关资料的英文原译本。 2016年11月，我参加东亚历史论坛。在本次论坛上，来自日本、中国、台湾、韩国的研究人员齐聚一堂，共同探讨大学的人文研究。由于少子化，日本大学正在经历人文学科教员人数减少等情况。各国研究人员根据各自国家的情况，就人文研究人员应如何应对这一情况进行了报告。通过了解日本以及其他国家的情况，了解了各国面临的问题，引发了非常有意义的讨论。