ガウディーヤ学派梵語文献群を主要資料とした南アジア中近代法制史研究

以高迪亚学派梵文文本为主要材料研究南亚及现代法律制度史

基本信息

批准号：
22KJ0798
负责人：
谷口力光
金额：
$ 0.96万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-08 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

2022年度前半においては、中世以降に作成された後期作品群に見られる〈相続人としての息子の種類分け〉を網羅的に扱うことに注力した。その成果は学会（2回）、学術雑誌（2回）などで発表した。報告者の調査によって、先行研究では十分に検討されてこなかった、i) 息子についての議論と結婚・相続との関わり、ii) 最も重要な息子である「嫡出子」の位置づけの変遷、などの一端を明らかにすることができた。後半においては、ガウディーヤ学派において最も新しい作品の一つ「法律的紛争の海（に架かる）橋」Vivadarnavasetuにおける相続法を主に検討した。同書からは、本研究にとって示唆的な記述を多く確認できた。その一例としては、一般にサゴートラ親族内婚を禁止すると理解されてきた法文が、同書においては特定の種類の息子への相続禁止として解釈されている事実を指摘できる。それと並行して、ロンドン、オックスフォードなどで写本・稀覯本調査を行った。この写本調査からは、未出版であるガウディーヤ学派作品群、相続法小論稿（例えば、「嫁姑間の遺産をめぐる論争」Svasrusnusadhanavivada）などの史資料を閲覧・入手することができた。また稀覯本としては、特に「カリ期(ヒンドゥー教的な最衰退期＝現代)における窮迫時のダルマの全て」Kalyapaddharmasarvasvaが注目に値する。同書には、現代では息子として嫡出子と養子のみが認められる(「12種類の息子たち」dvadasaputraなどとして知られる、伝統的な息子論議を排する)という論議を展開しており、本年度前半で行ってきた研究に新たな視点が追加された。また、アウトリーチ活動としては、南アジア地域における著名な大叙事詩『マハーバーラタ』における登場人物たちの相続法上の関係を考察し、一般講演を行った。

在2022年上半年，我们专注于全面涵盖儿子的类型，因为继承人出现在中世纪之后创作的后来作品中。结果在学术会议（两次）和学术期刊（两次）上呈现。记者的调查揭示了以前研究中未完全考虑的一些要点，例如：i）关于儿子的讨论及其与婚姻和继承的关系，以及ii）最重要的儿子的位置的变化，“合法的孩子”。下半年，我们主要检查了高迪拉学校最新作品之一的Vivadarnavasetu中的继承法，“法律纠纷海上的桥梁”。本书证实了这项研究的许多暗示性陈述。可以指出的一个例子是，在本书中解释为禁止Sagotra与家庭有关的婚姻的语法被解释为禁止对特定类型的儿子的继承。同时，我们在伦敦，牛津和其他地方对手稿和稀有书籍进行了调查。对手稿的调查使我们能够查看和获取历史材料，例如未发表的高迪拉工程和继承法律论文（例如，“关于婆婆和婆婆的遗产的争议”）。同样，作为一本罕见的书，Kalyapaddharmasarvasva特别值得注意：“关于卡利时期遇难期间的佛法（印度教时期=现代）。”该书讨论了在现代，只有儿子被允许成为传家宝并收养孩子（消除了称为“ 12种儿子”，Dvadasaputra等的传统儿子讨论），今年早些时候进行的研究已添加了新的观点。此外，作为一项宣传活动，他进行了一项一般的演讲，研究了继承法，在南亚著名的史诗般的摩ab婆罗多（Epic Mahabharata）中的角色之间的关系。