乳幼児の気質・認知特性の多様性機序の解明－腸内細菌叢に着目して

阐明婴儿气质和认知特征多样性的机制——关注肠道菌群

基本信息

批准号：
22KJ1868
负责人：
上田江里子
金额：
$ 1.09万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-08 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22KJ1868/
关键词：
腸内細菌叢気質乳幼児腸脳相関

项目摘要

本研究の目的は，乳幼児期における腸内細菌叢の組成・多様性と気質・認知特性との関連およびその年齢ごとのパターンを明らかにすることである．腸内細菌叢と気質との関係を調べた研究は欧米圏を中心に蓄積されつつあるが，乳児期のものがほとんどである．腸内細菌叢の組成や多様性は，生後初期に急速に発達し，3～4歳頃から安定し始める．就学前期は，腸内細菌叢が成人の組成へと発達する重要な時期であるとともに，心理・情動に関する問題も増え始める時期である．しかし，この時期の腸内細菌叢と気質との間にどのような関係があるのかはわかっていない．そこで，本年度はまず，3～4歳を対象に，腸内細菌叢と気質との間にどのような関係があるかを検討した．腸内細菌叢は採便によって計測し，気質の評価には質問紙を使用した．その結果，酪酸産生菌であるFaecalibacteriumなどの腸の抗炎症と関連する菌が多く，Eggerthellaなどの腸の炎症と関連する菌が少ない児ほど，否定的情動性が低く，外向性が高い，つまり，ネガティブ情動の表出やストレス反応が低く，環境（他者・新規刺激）に対して積極的に接近・探索する傾向が高いことが示された．現在，この成果をまとめ，国際学術誌への投稿に向けて準備中である．また，欧米サンプルでみられた腸内細菌叢－気質の関連が日本人の乳幼児期においても再現されるかどうかを検証するため，収集した5ヶ月～2歳児のデータの整理を完了させ，分析の準備を整えた．さらに，各発達時期にどういった腸内細菌叢を持っていることが，その後の腸内細菌叢の発達や，気質・認知機能と関連するのかを明らかにするため，1回目の調査に参加した乳幼児を対象に縦断調査を開始した．

本研究的目的是阐明肠道微生物群的组成和多样性与婴儿期气质和认知特征以及年龄特异性模式之间的关系。研究肠道微生物群与气质之间关系的研究正在不断积累，主要在欧洲和美国，但大部分是在婴儿期进行的。肠道微生物群的组成和多样性在生命早期迅速发展，并在 3 至 4 岁左右开始稳定。学龄前时期是肠道菌群发育成成人成分的重要时期，也是心理情绪问题开始增多的时期。但这一时期的肠道菌群与性情之间存在什么样的关系尚不清楚。因此，今年我们首先调查了3~4岁儿童肠道菌群与气质的关系。通过收集粪便来测量肠道菌群，并使用问卷来评估性情。结果发现，体内含有较多与抗肠道炎症相关的细菌（例如产生丁酸的粪杆菌）和较少与肠道炎症相关的细菌（例如艾格氏菌）的儿童，其负面情绪较低，外向性较高。负面情绪和压力反应的表达较低，而主动接近和探索环境（其他人、新刺激）的倾向较高。我们目前正在整理这一结果并准备提交给国际学术期刊。此外，为了验证在西方样本中看到的肠道菌群与气质之间的关系是否在日本婴儿中得到复制，我们已经对收集到的5个月至2岁儿童的数据进行了整理和分析。此外，参加第一项调查的参与者，旨在了解他们每个发育时期的肠道菌群类型与随后的肠道菌群发育、气质和认知功能有关。我们开始了针对婴幼儿的纵向调查。都经过了这个程序。