頭頸部腫瘍におけるEBウイルスゲノムの検出とその腫瘍原性の検討

头颈部肿瘤中EB病毒基因组检测及其致瘤性检验

基本信息

批准号：
08877262
负责人：
杉本卓也
金额：
$ 1.02万
依托单位：
University of Occupational and Environmental Health, Japan
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至 1997
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08877262/
关键词：
頭顎部腫瘍 EBウイルス頭頸部腫瘍 EBウィルス

项目摘要

平成9年度は頭頸部腫瘍におけるEV virusゲノムの検出を行った。当初はPCR法にての解析を行う予定であったが近年ISH(in situ hybridization)法の進歩がめざましく、放射線同位元素を使用せずに細胞内の遺伝子の同定が可能となった。そこでこれらの標本に対してこのISH法および免疫組織化学染色によりEV virusの発現の有無を検討した。対象とした症例は鼻副鼻腔乳頭腫14例、上咽頭未分化癌11例、上顎低分化癌4例、眼瞼未分化癌1例、甲状腺未分化癌1例、軟口蓋非角化癌1例の計32例である。ISH法はDigoxygeninで標識されたEV virusに対するオリゴヌクレオチドプローブを応用したREMBRANDT in situ hybridization kitで行った。免疫組織化学染色ではEV virusのBLNF1遺伝子でコードされている分子量の60kDのLMP-1を同定するCS1-4を抗体として用い、Labelled Streptoavidin Biotin法にて検出を行った。その結果、良性の鼻副鼻腔乳頭腫では14例中3例でLMP-1陽性、ISHは全例陰性。上咽頭癌11例中、3例でLMP-1、ISH法共に陽性、1例でLMP-1のみ陽性、2例ではLMP-1のみ陽性。眼瞼未分化癌(1例)と軟口蓋非角化癌(1例)はいずれも両者共に陽性。上顎癌では4例中1例でLMP-1のみ陽性で、残りは全て陰性であった。甲状腺未分化癌(1例)ではいずれも陰性であった。上咽頭癌では従来の報告通りでありISH法により核内に強い反応が見られた。鼻副鼻腔乳頭腫ではMaCdonaldらの報告など陽性率は高くなく染色態度も弱かった。これはPCR法、ISH法、免疫組織化学という検出方法の差によると考えられた。また頭頸部においても上咽頭未分化癌に類した組織型をとる癌ではEV virus発現が見られた。

1997年，我们在头颈肿瘤中检测到了EV病毒基因组。最初，计划使用 PCR 方法进行分析，但 ISH（原位杂交）方法的最新进展使得无需使用放射性同位素即可识别细胞内的基因。因此，我们使用 ISH 方法和免疫组织化学染色研究了这些标本上是否存在 EV 病毒表达。目标病例包括鼻窦乳头状瘤14例、鼻咽未分化癌11例、上颌骨低分化癌4例、眼睑未分化癌1例、甲状腺未分化癌1例、甲状腺未分化癌1例。软腭非角化癌共32例。 ISH 方法使用 REMBRANDT 原位杂交试剂盒进行，该试剂盒使用地高辛标记的 EV 病毒寡核苷酸探针。免疫组织化学染色中，使用识别EV病毒BLNF1基因编码的分子量为60kD的LMP-1的CS1-4作为抗体，使用标记链霉亲和素生物素法进行检测。结果，14例良性鼻鼻窦乳头状瘤中有3例LMP-1阳性，所有病例ISH均为阴性。 11例鼻咽癌中，3例LMP-1和ISH均阳性，1例仅LMP-1阳性，2例仅LMP-1阳性。眼睑未分化癌（1例）和软腭非角化癌（1例）均为阳性。上颌癌中，4例中仅1例LMP-1阳性，其余均为阴性。所有未分化甲状腺癌病例（1例）均为阴性。正如之前报道的那样，在鼻咽癌中，通过ISH方法在细胞核中观察到强烈的反应。 MacCdonald等报道，对于鼻腔鼻窦乳头状瘤，阳性率不高，染色行为较弱。这被认为是由于检测方法的差异所致：PCR、ISH 和免疫组织化学。在组织学类型与鼻咽未分化癌相似的头颈癌中也观察到了EV病毒的表达。