犬猫の慢性腎臓病における酸化ストレスのメカニズムとそのバイオマーカー

犬猫慢性肾脏病的氧化应激机制及其生物标志物

• 批准号: 22K06005
• 负责人: 矢吹 映
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: Kagoshima University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K06005/
• 关键词: 慢性腎臓病; 猫; 高齢; 酸化ストレス; 腎臓; 犬

本年度は、猫の慢性腎臓病（CKD）、特に加齢により自然発生した猫の慢性腎臓病について、腎臓組織の酸化障害を免疫組織化学的に検索した。当研究室が所有している組織ブロックから10歳以上の猫の症例を抜粋し、高窒素血症を示すCKDの高齢の猫 (n = 13) と非高窒素血症の高齢の猫 (n = 7）を設定した。組織の酸化障害のマーカーとして8-ヒドロキシ-2'-デオキシグアノシン（8-OHdG）および4-ヒドロキシノネナール（4-HNE）について免疫染色を行った。8-OHdGの陽性反応は、糸球体、近位尿細管、遠位尿細管、ヘンレのループおよび集合管の核で観察された。4-HNEの陽性反応は遠位ネフロンの細胞質で観察された。 腎臓組織におけるこのような酸化障害は、高窒素血症の CKD 猫だけでなく、非高窒素血症の猫でも認められた。 定量分析では、計測したすべてのパラメータにおいて、高窒素血症CKD群と非高窒素群との間に有意差は認められなかった。 この結果から、高窒素血症、非窒素血症を問わず、高齢猫の腎臓では組織の酸化障害が発生しており、CKDの初期の病理メカニズムとして重要であることが示唆された。さらに、猫の腎疾患の原因として腎アミロイドーシスについて検索を行った。当研究室が所有している組織ブロック56症例について検索を行った。アミロイドの検出はコンゴレッド染色で行った（明視野および偏光顕微鏡）。その結果、40症例の腎臓組織にアミロイドの沈着が認められた。沈着部位は髄質の間質が多かったが、皮質の間質や糸球体にアミロイドが沈着する症例も多かった。アミロイドの沈着が認められる症例のカルテ情報を精査したところ、多頭飼育環境で腎不全により死亡した猫で特にアミロイドの沈着が顕著であった。このことから、猫の腎臓へのアミロイド沈着は、環境に依存する腎疾患の発生要因である可能性が示唆された。

今年，我们对猫慢性肾病（CKD）的肾组织氧化损伤进行了免疫组织化学研究，特别是因衰老而自然发生的猫慢性肾病。病例组选自本实验室拥有的组织块中10岁以上的猫，包括患有氮质血症的老年猫（n = 13）和非氮质血症的老年猫（n = 13）。对 8-羟基-2'-脱氧鸟苷 (8-OHdG) 和 4-羟基壬烯醛 (4-HNE) 进行免疫染色，作为组织氧化损伤的标记物。肾小球核、近曲小管、远曲小管、亨利袢和集合管中观察到8-OHdG阳性反应。在远端肾单位的细胞质中观察到4-HNE阳性反应。 肾组织中的这种氧化损伤不仅在氮质性 CKD 猫中观察到，而且在非氮质性 CKD 猫中也观察到。 定量分析显示氮质性CKD组和非氮质性CKD组在所有测量参数上均无显着差异。 这些结果表明，无论是氮质血症还是非氮质血症，老年猫的肾脏都会发生组织氧化损伤，这是CKD的重要早期病理机制。此外，我们还寻找了肾淀粉样变性作为猫肾脏疾病的原因。我们搜查了我们实验室拥有的 56 个组织块。用刚果红染色（明视野和偏光显微镜）检测淀粉样蛋白。结果，40例肾组织中发现淀粉样蛋白沉积。淀粉样蛋白沉积最常见的部位是髓质间质，但也有不少淀粉样蛋白沉积在皮质和肾小球间质的情况。在检查观察到淀粉样蛋白沉积病例的医疗记录时发现，在多猫饲养环境中死于肾衰竭的猫中淀粉样蛋白沉积尤其明显。这表明猫肾脏中的淀粉样蛋白沉积可能是肾脏疾病发展的环境依赖性因素。