伊勢貞昌の軍事・政治・学問ー同時代人にとっての中近世移行期像の解明に向けてー

伊势贞正的军事、政治和学术：为他的同时代人阐明向近代早期过渡时期的形象。

• 批准号: 22K00876
• 负责人: 木土 博成
• 金额: $ 2.33万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2026-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K00876/
• 关键词: 伊勢貞昌; 有職故実; 薩摩藩; 御成; 中近世史移行期; 蓮生寺文書

伊勢貞昌（1570－1641）は薩摩藩（島津氏）の江戸詰家老にして、有職故実家でもあるなど、多様な顔を持つ。本研究では、中近世移行期を生きた伊勢貞昌のような特異な人物を通し、その内面にも踏み込むことで、個人から時代の転換を見つめるという手法をとる。そのため、本年度はまず基礎的な作業として、伊勢貞昌が発給した書状について、東京大学史料編纂所においてマイクロフィルムやデジタル画像を閲覧し、また鹿児島県史料（『旧記雑録』）や他機関所蔵文書（宮崎県総合博物館）からリストアップし、コピーしてWordに打ち込むとともに、宛先や様式などの情報をExcelに整理した。コピーした文書の多くは無年号であるため、おおまかな年次比定を行い、慶長期のもの、元和～寛永前期のもの、寛永後期のもの、と３つに区分した。このように区分することで、伊勢貞昌の略歴をおおむね把握することに成功した。また、伊勢貞昌が相伝を受けた有職故実書のうち、室町殿の御成にかかわる史料を精読し、論点を整理した。同時に、室町期の御成と江戸期の御成でなにが違うか、といった点について、関連書籍、論文を読み、理解を深めた。さらに、先述の伊勢貞昌の書状の整理作業を行うなかで、1点1点を精読し、そこから情報を抽出した。その結果、伊勢貞昌の思想的基盤には「孟子」があり、薩南学派の影響が想定できた。こうした点を論文にまとめ、すでに脱稿し、次年度のはじめに公開する予定である。

伊势贞正（1570-1641）有很多面孔，包括萨摩藩（岛津氏）的江户首席家臣，也是已故高职家族的成员。本研究采用从个体的角度审视时代变迁的方法，深入探究像伊势贞正这样生活在近代早期过渡时期的独特人物的内心世界。因此，作为今年的基础工作，我们将首先研究东京大学史学研究所伊势贞正所发信件的缩微胶卷和数字图像，以及鹿儿岛县史料（久贵藏录）和其他机构持有的文献。我从宫崎县立博物馆制作了一份清单，将其复制并输入到Word中，并将地址和表格等信息组织到Excel中。由于大部分抄本都带有年代，我们进行了粗略的年代分析，将其分为三类：庆长时代的、元和时代至宽永初期的、宽永时代后期的。通过这样的分类，我们成功地了解了伊势贞正的大概历史。此外，我还仔细阅读了伊势贞正所继承的已故大师的史料中有关室町殿创建的史料，并总结了其中的争议点。同时阅读相关书籍和论文，加深对室町时代大成与江户时代大成差异的理解。此外，我在整理上述伊势贞正的信件时，逐一仔细阅读并从中提取信息。因此，伊势贞政的思想基础是“孟子”，人们认为他受到了萨摩南派的影响。我们把这些要点总结成一篇论文，目前已经起草，预计明年初发表。

项目成果

渡辺善右衛門にみる朝鮮信使への馳走

渡边善右卫门眼中的韩国使节盛宴

• 发表时间: 2023
• 期刊: 史林
• 作者: 木土博成