戦後日本における保守運動と神道の関係――葦津珍彦の思想を中心に

战后日本保守运动与神道教的关系——以足津立彦思想为中心

• 批准号: 22K00101
• 负责人: 昆野 伸幸
• 金额: $ 1.16万
• 依托单位: Kobe University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K00101/
• 关键词: 近代神道; 国体明徴運動; 今泉定助; 保守運動; 葦津珍彦; 神道

研究の１年目にあたる今年度において、活字化に至った研究実績としては、1935（昭和10）年に生じた国体明徴運動と神社界・神道界との関係を扱った以下の２点の成果を得た。葦津珍彦が思想的な転回を遂げて、民族主義的運動に参画する1930年代の歴史において、天皇機関説事件を契機として生じた国体明徴運動は、従来の政治史研究や教育史研究の分野において、大きな画期として位置づけられてきた。第一の成果として、先行研究の最新の知見を踏まえたうえで、国体明徴運動のなかで唱えられた国体明徴論の展開を国体論の文脈からまとめた。具体的には、運動の結果、文部省から刊行された『国体の本義』の内容に注目するとともに、『国体の本義』批判の言説を踏まえ、『臣民の道』刊行へと至る流れを確認した。また、これまでの先行研究では、国体明徴運動を担った貴族院議員や政友会、在郷軍人会、文部省の動向は検討されてきたものの、宗教界、神社界の動きについては十分な検討がなされてこなかった。このような現状を踏まえて、第二の成果として、国体明徴運動と神社界との密接な関係について初めて具体的に明らかにした。天皇機関説事件が起きると、地方の神社界は敏感に反応し、独自の動きを進めていく。その動きを思想的に支えたのが、今泉定助や松永材といった神道思想家である。とくに葦津珍彦が師事した今泉は活発な運動を展開し、その動向は官憲も注視するところとなった。国体明徴運動を通じて、中央はもちろん、地方の神社界も活性化するなかで、葦津珍彦という神道的背景の濃厚な青年が、独自な思想を形成し、民族主義的運動にますます挺身していくことになる時代的背景を明確にした。

今年是研究的第一年，我们从研究中获得了两个结果，这些结果导致了印刷品的创建，处理了以下两点，处理了1935年在1935年与神社和神道世界的国家体育备忘录运动之间的关系。在1930年代的历史上，当阿什祖·金妮科（Ashizu Jinhiko）经过意识形态转弯并加入民族主义运动时，由帝国有机体事件引发的国家学术备忘录已被定位为传统政治历史研究和教育历史研​​究领域的主要开创性基础。第一个结果是，考虑到先前研究的最新发现，《国家政治备忘录运动》中提倡的国家政体理论的发展是从国家政治备忘录理论的背景下总结的。具体而言，我们专注于教育部作为运动部发表的“国家学术的真实论文”的内容，并基于批评国家学术的真实论文的话语，我们确认了导致“主体之路”的流程。此外，先前的研究还研究了负责国家田径运动备忘录的上议院，Seiyukai，退伍军人协会和教育部的趋势，但尚未充分考虑宗教和神社世界的运动。考虑到当前情况，第二个结果是对国家学术备忘录运动与神社世界之间紧密关系的首次具体澄清。当帝国有机体发生事件时，当地的神社世界会敏感地反应并自行移动。这一运动的意识形态支持者是神道的思想家，例如伊莫西·萨达介和松本什巴。特别是，由Ashizu Chinhiko研究的Imaizumi发起了一个积极的运动，政府宪法也受到密切监测。通过国家学术备忘录运动，随着中央和地方神社世界的振兴，这个时代的背景得到了澄清，因为具有强大神经背景的年轻人Ashitsu Jinhiko形成了自己独特的意识形态，并在民族主义运动中变得越来越自愿。