Venetian Artists and Catholic Patronage in Bavaria in the 16th Century

16 世纪巴伐利亚的威尼斯艺术家和天主教赞助

• 批准号: 21K12877
• 负责人: 久保 佑馬
• 金额: $ 2.66万
• 依托单位: Kyoto University (2022)The University of Tokyo (2021)
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
• 财政年份: 2021
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2021-04-01 至 2026-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K12877/
• 关键词: 西洋美術史; ルネサンス美術; アルプス南北の美術交流; カトリック改革; ティツィアーノ; 石板油彩画; ランベルト・シュストリス; アウクスブルク; アルプス南北の文化交流; ヴェネツィア派; パリス・ボルドーネ; 16世紀ヴェネツィア美術; カトリック改革（対抗宗教改革）; パトロネージ

本研究課題は、シュマルカルデン戦争（1546～47年）終結後、カトリック改革（対抗宗教改革）が黎明期を迎えていた南ドイツにおいて、ヴェネツィア・ルネサンスの芸術家たちがどのような活動を行い、聖職者や商人たちの主導するカトリック改革と協調したか解明することを目的としています。本年度は、ティツィアーノ及び彼の弟子ランベルト・シュストリスが、1550年前後にアウクスブルクで制作した作品群の分析を進めました。ティツィアーノは1548年にアウクスブルクを訪問した際、神聖ローマ皇帝カール5世に対し、「エッケ・ホモ」（プラド美術館所蔵）を贈呈しましたが、この作品は当時としては珍しいスレート（粘板岩）を支持体としました。本年度は、ティツィアーノがなぜスレート油彩技法で「エッケ・ホモ」を制作し、皇帝に贈呈したのか考察し、国際美術史学会（CIHA）へ英語論文を投稿しました。同論文では、7年後にティツィアーノが「エッケ・ホモ」の対作品として献呈した大理石油彩画の「悲しみの聖母」についても検討を加え、両作が、16世紀後半以降ヨーロッパ規模で流行する石板油彩画の歴史にとって、画期的な転換点となったと示しました。論文は2023年中に公刊予定です。シュストリスに関しては、昨年度投稿した『地中海学研究』掲載論文の校正を終えたのち、シュストリスの画歴全体を改めて再構成し、アウクスブルク滞在期の更なる作例の特定と様式的特徴の分析を進めました。シュストリスは美術史的重要性のわりに、国際的にも研究途上段階にある芸術家であるため、本年度の研究成果は、2023年度に英語論文で執筆、投稿を行う予定です。2023年1～2月に実施したイタリア、ドイツでの研究調査では、シュストリスに関する新史料を収集し、イタリアの研究者と研究協力を進めました。以上の研究成果は、本研究期間中に執筆完了する単著にも所載される予定です。

本研究课题主要关注德国南部威尼斯文艺复兴时期艺术家的活动，施马尔卡尔迪战争（1546-47）结束后，那里的天主教宗教改革（反宗教改革）正处于起步阶段。他们是否与神职人员和商人领导的天主教宗教改革合作。今年，我们分析了提香和他的弟子兰伯特·舒斯托里斯于1550年左右在奥格斯堡创作的一组作品。 1548年，提香访问奥格斯堡时，向神圣罗马帝国皇帝查理五世赠送了《Ecce Homo》（现藏于普拉多博物馆）。这件作品由石板制成，这在当时并不常见。今年，我们思考提香为何采用石板油画技法创作《Ecce Homo》并呈献给皇帝，并向国际艺术史协会（CIHA）提交了英文论文。同一篇论文还研究了提香七年后奉献的大理石油画《悲伤圣母》，作为《Ecce Homo》的姊妹篇，并指出这两幅作品与石板油画相似， 16世纪末开始风靡欧洲，标志着绘画史上划时代的转折点。该论文预计于 2023 年发表。关于舒斯托里斯，我们在完成去年《地中海研究》上发表的文章的校对后，重构了他的整个绘画史，进一步识别了他在奥格斯堡期间的作品实例，并分析了他的风格特征。尽管舒斯特里斯在艺术史上具有重要地位，但他是一位仍处于国际研究早期阶段的艺术家，因此今年的研究成果将于2023年以英文撰写和提交。在2023年1月至2月在意大利和德国进行的研究调查中，我们收集了与舒斯特里斯相关的新历史资料，并促进了与意大利研究人员的研究合作。上述研究成果将出版在本研究期间完成的单本书中。

项目成果

ティツィアーノと石板油彩画の発展、越境――セバスティアーノ・デル・ピオンボのスレート板技法を超えて――

提香与石板油画的发展，跨越国界 - 超越塞巴斯蒂亚诺·德尔皮翁博的石板技法 -

• 发表时间: 2021
• 作者: Maruyama;Yoko;Yuma Kubo;久保 佑馬;久保佑馬;Yuma Kubo;久保佑馬;Yuma Kubo;Yuma Kubo;久保佑馬;久保佑馬
• 通讯作者: 久保佑馬

Titian and the Circulation of Oil Painting on Stone: Beyond Sebastiano del Piombo's Slate Painting Technique

提香与石上油画的流通：超越塞巴斯蒂亚诺·德尔·皮翁博的石板画技术

• 发表时间: 2023
• 期刊: The 35th CIHA's World Congress MOTION: Migrations, Proceedings for the Congress
• 作者: Maruyama;Yoko;Yuma Kubo
• 通讯作者: Yuma Kubo

ランベルト・シュストリスと南ドイツ対抗宗教改革――16世紀ヴェネツィア派芸術家とフッガー家、オットー枢機卿の美術パトロネージ――

兰伯特·舒斯特利斯和南德反宗教改革：16 世纪的威尼斯艺术家、富格尔家族和红衣主教奥托的艺术赞助

• 发表时间: 2021
• 作者: Maruyama;Yoko;Yuma Kubo;久保 佑馬;久保佑馬;Yuma Kubo;久保佑馬;Yuma Kubo;Yuma Kubo;久保佑馬
• 通讯作者: 久保佑馬

パリス・ボルドーネのアウクスブルク滞在――十六世紀カトリック改革期の南ドイツにおけるヴェネツィア派芸術家の活動――

巴黎·博尔多内在奥格斯堡的逗留：16世纪天主教宗教改革时期威尼斯艺术家在德国南部的活动

• 发表时间: 2021
• 期刊: 美術史
• 作者: Maruyama;Yoko;Yuma Kubo;久保 佑馬;久保佑馬;Yuma Kubo;久保佑馬
• 通讯作者: 久保佑馬

ランベルト・シュストリスのアウクスブルク滞在--越境するヴェネツィア派芸術家の画歴再構成とカトリック改革期南ドイツの美術パトロネージ--

兰伯特·舒斯特利斯在奥格斯堡的停留：重建天主教改革时期跨越国界的威尼斯艺术家的绘画史和德国南部的艺术赞助。

• 发表时间: 2022
• 期刊: 地中海学研究
• 作者: Maruyama;Yoko;Yuma Kubo;久保 佑馬
• 通讯作者: 久保 佑馬